台湾のホテルチェーン「コスモスグループ」が手がけたデザインホテル「華山町 天成文旅(HUA SHAN DIN BY COSMOS CREATION)」に宿泊しました!
台北駅と直結するグループホテル「コスモスホテル(天成大飯店)」は5つ星の格式高いホテル(ただし、かなり古いですが…)です。
一方、華山町はかつて第一銀行の倉庫があった場所にできた、歴史と近代デザインが掛け合わされた宿泊施設。
客室はもちろん、館内を見て回るだけでも楽しめる、見どころの多いホテルでした!
この記事では、華山町 天成文旅のアクセスや館内、客室や朝食の様子をご紹介していきます!
華山町 天成文旅はこんな人におすすめ
- 個性的で思い出になるホテルに泊まってみたい!
- アクセス&コスパの良いホテルがいい!
- 海外旅行ではサービスのしっかりしたホテルで安心して休みたい!
華山町 天成文旅の基本情報
施設名 | 華山町|天成文旅(Hua Shan Din By Cosmos Creation) |
住所 | 100 台北市中正區忠孝東路二段79號 |
公式HP | http://www.huashandin.com.tw/ |
電話番号 | +886 2 2351 5188 |
IN/OUT | 15:00 / 12:00 |
ネット | 館内Wi-Fi無料 |
付帯施設 | レストラン(一店舗)/ コンセプトショップ / コインランドリー |
華山町 天成文旅へのアクセス
華山町 天成文旅は台北MRT 「忠孝新生」駅の1番出口から徒歩約3分。
忠孝新生駅は板南線・中和新蘆線の二路線が乗り入れており、台北駅や龍山寺、國父紀念館、行天宮に乗り換えなしでアクセス可能。
観光、ビジネスのどちらが目的でも、便利な立地だと思います!
道路を挟んですぐのところには文化施設の「台北華山1914文創園区」があり、買い物や食事、展示物の見学もできるので、ぜひ足を運んでみてください。
忠孝新生駅から華山町 天成文旅に向かう途中には、2021年にオープンした日系ホテル「ホテルグレイスリー台北」があります。
忠孝新生駅のそばには、同じく日系ホテルで2020年にオープンした「MGH Mitsui Garden Hotel 台北忠孝」もありますね。
いずれも比較的新しい宿泊施設ですが、MGH Mitsui Garden Hotel 台北忠孝は台北では珍しく大浴場完備のホテル。
おしゃれなデザインと比較的安価な宿泊費がポイントの華山町と、どちらを選ぶかはお好みですね!
こちらが華山町 天成文旅の外観。
「華山町」をもじった大きなロゴと可愛らしいキャラクターが出迎えてくれます。
華山町 天成文旅は台湾全土でホテルを展開する「コスモスホテルグループ」が手がけています。
台北駅前に建つ「コスモスホテル(天成大飯店)」は伝統的なスタイルのホテルですが、それとは一線を画すデザイン性が特徴ですね。
通りから中へ入ると、左手にフロントや客室のある棟、正面にバー・レストランがあります。
一見するとホテルとは思えない雰囲気がありますが、それもそのはず、ここは元々、1952年に建てられた第一銀行の倉庫だったのだとか。
リノベーションでこんなお洒落なホテルになったんですね!
チェックイン
さっそく中へと入ります。
写真は撮れませんでしたが、エントランスをくぐるとすぐ目の前にフロント。
私が当たったスタッフの方は日本語NGだったものの、英語でとてもフレンドリーに対応してくれました。
手続きはさほど複雑ではなく、名前の確認、事前の宿泊代精算、館内説明という流れです。
日本語が通じなくても、さほど不自由することはないと思います。
チェックインを済ませると、お部屋のカードキーと朝食券代わりのコインをもらえます。
銀行の倉庫跡というこの建物の歴史からインスピレーションを得たデザインということでしょう。
小物にまでこだわられていて、ただ泊まるだけでもワクワクしてしまいます!
1Fにはマスコットのバオビーくんとともに、山のような金塊が!
もちろんレプリカですが、思い出になる写真撮影スポットがあるのは楽しいですね。
チェックイン後には台湾の定番駄菓子をもらえます。
袋を一枚渡されるので、駄菓子コーナーで好きなものを詰めていきましょう。
スタンダードダブルルームに宿泊
チェックインを済ませ、駄菓子もゲットしたら客室フロアへ。
客室廊下も1950年代の雰囲気を感じられるような、レトロなテイストにまとめられています。
ダイヤル式の電話もあったりと、懐かしさを感じさせてくれます。
さらに奥に進むと、今度は壁面にイラストがデカデカと描かれた空間に出ます。
エレベーターから客室までは割と距離がありますが、歩いていても退屈しません。
客室はカードキーで開閉するオートロックになっています。
治安の良い台湾とはいえ、海外には変わりませんので、セキュリティ面にも気を配っているホテルが安心ですね。
ベッドルーム
こちらが今回宿泊した「スタンダードダブルルーム」(20.0㎡)です!
窓がなく、面積も台湾ではそれほど広い部類ではないですが、圧迫感はさほどありません。
天井が高く、ホテルでは一般的なクローゼットなどの大型の調度品が少ないからかもしれませんね。
ベッドはこんな感じ。
幅160cmのクイーンサイズベッドで、大人2名でもゆったりと過ごせる大きさ。
壁面にはバオビーくんが躍動する可愛らしいイラストが描かれ、なかなかインパクトのあるベッド周りです。
枕の周りはかなりすっきりした印象ですが、両サイドにコンセントとUSBポートが設置されています。
アメニティ・設備
入り口から右手にはデスク、その奥には水周りがまとめられています。
こぶりなデスクの上にはレトロな電話機が。
カップは黄金で、ここにもこだわりを感じさせますね。
ミネラルウォーターやコーヒー、紅茶のパックは無料でした。
バオビーくんをあしらった黄金の貯金箱は、フロントで購入することもできます。
自分自身へのお土産にしても可愛いですね!
その他、貸出備品はわかりやすく一覧にまとめられていました。
事前に明記しておいてくれると、こちらも頼みやすくて助かりますね。
あまりイケてなかったのがこの椅子。
背もたれが申し訳程度の高さで、長時間座るのはしんどかったです……。
仕事をするのにはあまり向いていないかもしれませんね。
デスクの下には、銀行の金庫を思い起こさせる回転式レバーが付いた謎の箱。
開けてみると冷蔵庫でした!
客室ドアのそばにはいちおう冷暖房の切り替えができるスイッチ。
ただし、操作しても体感温度はあまり変わらず。
窓が無く、日が差さないこともあって、少し肌寒さを感じました。
ナイトウェアも用意はないので、自前で暖かい寝巻きを持ってくるのがおすすめです。
テレビはベッド正面にあり、わりかし大きなサイズですが、日本語チャンネルは映らず。
短期滞在では気になりませんが、中長期滞在では日本語チャンネルも欲しいところ……。
クローゼット代わりに、不思議なかたちのラックが設置されていました。
空中に浮いたボックスは金庫です。
スリッパもこちらにありました。
バスルーム・トイレ
水周りは正面に洗面台、左がトイレ、右がシャワーブース(バスタブ無し)です。
洗面台はコンパクトですが、左右にスペースが確保され、一人で使うには十分なサイズ。
ハンドソープは蜂蜜とアロエが配合されたなめらかな触感で、ボディローションとしても使えます。
中華テイスト強めなパッケージに入っているのは固形石けん。
ボクは使いませんでしたが、こちらにも蜂蜜とアロエが配合されているようでした。
アメニティはとりあえず最低限は揃っている感じでしょうか。
ひとつひとつの質は悪くないと思います。
引き出しの中にはアメニティのほか、歯ブラシ、コップ、ドライヤー(PHILIPS製)があります。
こちらがシャワーブース。
やや狭いですが、清掃は行き届いており、嫌な臭いもありませんでした。
レインシャワーも完備。
水圧の強さも不足は感じず、快適にシャワーを浴びることができます。
シャンプーとシャワージェルが兼用なのは引っかかりましたが、髪がゴワつくことはなく、使い勝手は問題無し。
他にコンディショナーも用意されています。
トイレはシャワーブース以上に狭く感じます。
とはいえ、ウォシュレット完備でトイレットペーパーを流すこともできるタイプ。
台湾ではどちらもNGなトイレも珍しくないので、これは日本人にとってはポイント高いですよね。
洋食&中華の朝食ビュッフェ
朝食は1F「華山町餐酒館」でいただきます。
入り口で朝食券代わりのコインをスタッフの方に渡したら、空いている席に着きましょう。
レストランは天井高が4m、梁のないフラットスラブ構造建築になっており、開放的な雰囲気。
無骨な打ちっぱなしの円柱も相まって、お洒落でありながら懐かしさも感じさせてくれます。
テーブル席の他に、革張りのソファ席も少しあります。
朝食はビュッフェ形式なので、席を確保してさっそく取りにいきましょう。
メニューはレストランの雰囲気にも合う洋食がメイン。
中には台湾グルメの定番 魯肉飯や……
トッピングをアレンジできる台湾式お粥など、台湾料理も少し用意されています。
品数はさほど多くないものの、どれも味は悪くありませんでした。
どこか目当ての朝食屋さんがあるのでなければ、華山町の朝食で十分ではないかと思います。
魯肉飯が入っている器がおしゃれな柄でかわいい!
華山町 天成文旅のまとめ
華山町 天成文旅は、かつての銀行の倉庫跡をリノベーションしたデザインホテル。
台北MRT(地下鉄)の忠孝新生駅に近く、文化施設「華山1914文化創意産業園区」に徒歩圏内、台北駅や龍山寺、國父紀念館、行天宮にもMRTで乗り換え無しのアクセスが可能。
限られた旅先での時間を有効に使うためにも、アクセスは重要ですよね!
台湾のホテルチェーンによって運営されており、サービスに安定感があるのも、海外旅行では安心できるポイント。
周辺のホテルと比べると安価で、思い出にも残るデザインホテルは、台北観光の拠点に良い選択肢だと思います。
華山町 天成文旅のまとめ
- ロケーション MRT忠孝新生駅に近く、主要観光スポットにもアクセス良好
- 客室 コンパクトながら使い勝手が良い、空調微妙なので防寒対策要
- 付帯施設 朝食は十分満足できるレベル、写真スポットや駄菓子で楽しめる
- 日本語 通じるスタッフは少ないが、日本語説明文多く不自由はしない
- 満足度 宿泊費は周辺ホテルと比べ安価で、コスパはかなり良い部類
今回の宿泊費……2,236元(約9,619円) 朝食付きプラン
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