気軽に行ける海外旅行先として人気の台湾・台北ですが、日系ホテルが多いのも大事なポイント!
日本語も通じるので、海外旅行に不慣れな方でも安心して宿泊できますよね。
今回は、台北に数ある日系ホテルのうち、日本人のみならず、台湾人にも人気の日系ホテル オークラ プレステージ台北(中国語名:台北大倉久和大飯店)に宿泊してきました。
コロナ禍で宿泊客はほぼ台湾人、という状況でしたが、日系らしいきめ細やかなサービスを提供する良いホテルでした!
この記事では、オークラ プレステージ台北のアクセス、チェックインの流れ、館内施設や客室の様子、朝食ビュッフェなど、宿泊した際の感想を写真とともに紹介していきます。
台湾でも人気の日系ホテル
台湾・台北は日本からほど近く、気軽に訪れることができる海外旅行先として人気ですよね!
台北には数多くの日系ホテルが出店しており、少し例を挙げるとホテル ロイヤル ニッコー台北やグロリアプリンスホテル台北、ホテルサンルート台北などが以前から進出しています。
2020年には三井ガーデンホテル系列のMGH Mitsui Garden Hotel 台北忠孝がオープンしましたし、2021年以降も日系ホテルが開業を控えているそう。
海外旅行に不慣れな人でも安心して訪れることができますね!
そんな数ある日系ホテルの中でも、今回ご紹介するオークラ プレステージ台北は日本人のビジネス客、観光客の双方に人気のハイクラスホテル。
日本の老舗ホテルで「御三家」の一つでもあるオークラ ホテルズの系列だけあって、宿泊価格は台北のホテルとしてはかなり高い部類……。
ですが、その分洗練されたサービスを提供しており、2012年の開業以来、台湾人にも高い評価を受けていますね。
オークラ プレステージ台北へのアクセス
オークラ プレステージ台北は台北MRT(地下鉄)の淡水信義線・松山新店線が乗り入れる中山駅から徒歩約5分と、交通の便はかなり良い感じ。
中山駅周辺には、同じく日系のホテル ロイヤル ニッコー台北やDouble Tree by Hiltonなど、高い評価を受けるホテルが多く、ホテル選びには困りません。
台北駅からも乗り換え不要でアクセスでき、日本人向けの店舗も多いエリアなので、特にこだわりが無ければ中山駅周辺でホテルを選ぶのが無難ですね。
チェックインは日本語OK!
こちらはホテルエントランスを館内2階レストランから撮影した様子。
五つ星ホテルらしく、インテリアには高級感があります。
待機しているドアマンは日系ホテルらしく、簡単な日本語は理解してくれるようでした。
新型コロナウイルス対策のためか、立ち入りは制限されているようでしたが、ロビーにはこちらも高級感に溢れる革張りソファーが配置されています。
普段はコンシェルジュデスク(ツアーデスク?)も用意されているようですね。
まずはチェックイン手続きのため、エントランスの正面にあるフロントへ。
フロントスタッフの方も日本語対応OKで、最初から最後まで日本語で案内してくれました。
ちなみに、コロナ対策のために今は台湾入境から21日以内の方は宿泊できないそうです……。
チェックインのタイミングで検温と手指の消毒も求められました。
台湾内ではコロナはそこまで深刻ではないですが、対策には気を遣っているようですね!
室料の精算はチェックアウト時ですが、チェックインの際にデポジットが必要なので、クレジットカードを提示します。
混雑していなかったこともあり、3、4分で手続きはスムーズに完了。
カードキーと朝食券を頂きますが、詳しい館内説明などはありませんでした。(スーツだったので出張客だと思われたのかもしれませんね。)
チェックインが終わったら、フロント正面にあるエレベーターで客室フロアへ上がります。
上の写真は客室フロアのエレベーターホールの様子。
デザインや雰囲気は高級ホテルらしいものでしたが、少し古さも目立つでしょうか。
廊下はこんな感じ。
清掃自体は行き届いているものの、2012年開業ということもあってか、カーペットのシミなどの経年劣化は少し見て取れました。
プレステージルームに宿泊
今回、ボクの部屋は7階。
おそらくコロナの影響で空いていたでしょうし、高層階の客室をリクエストしてもよかったかも。
さっそくカードキーをドアのセンサーにかざして入室します。
入口にカードキーを差し込むと室内の明かりが付くタイプ。
入ってすぐ左側にはかなり大きめのクローゼット。
ハンガーの本数も多めにセットされていますね。
周辺には日系企業も多いですし、普段から長期滞在の出張客が多いのかもしれません。
その他、クローゼットにはスリッパやランドリー袋なども用意されていました。
スーツケースを放り込んでおくのにも十分なスペースがあります。
左右のバスルーム、トイレを抜けるとベッドルームです。
こちらが今回宿泊したプレステージルーム(44㎡)です!
ツインベッドのタイプもあるようですが、一人だったのでキングベッドを選択しました。
こちらのキングベッドは200cm × 200cmの正方形。
一人ならもちろん、二人でも快適に利用できる大きさですね!
4つセットされている枕はどちらかというと柔らかめなタイプ。
枕元のサイドテーブルには、少し古い見た目の電話機と目覚まし時計があります。
こちらの目覚ましのパネルで客室内の照明も調整可能。
サイドテーブルの引き出しを開けるとセーフティボックスが。
枕元にこれがあるホテルは珍しい気がしますね。
ベッドの正面には壁にはめ込まれたTV。
サイズは十分ですが、意外と日本語チャンネルの種類が少なかったように思います。(チェックインが遅かったので、時間帯の問題かもしれません…)
部屋の片隅にはPC作業には十分すぎる大きさのデスクがありました。
椅子も座り心地は良く、コロナ禍でリモートワークをするのにも悪くなさそう。
思っていたよりも残念だったのがアメニティ類でしょうか。
5つ星ホテルではありますが、無料のミニバーなどはなく、冷蔵庫はご覧の通り空っぽ……。
コロナ対策であえて設置していないのか、元々用意はしていないのかはわかりませんが、コロナ以前は宿泊料金が6,000~7,000元(約23,000~27,000円)くらいはしていたので、少し意外に思いました。
台湾茶のオリジナルティーバッグやコーヒーのティーバッグ。
無料ミネラルウォーターのペットボトルは洗面台周りとデスクのそばで計4本用意されていました。
アルコールやジュースなどは客室電話で注文することができるようになっていました。
デスクと反対の隅にはカウチソファがあり、足を伸ばして寛ぐこともできます。
カウチソファ越しに望む眺望は、今回のお部屋が7階だったこともあって特別良くはなく、ホテル目の前の大通りが見えるだけでした。
ただし窓が大きいので、天気の良い日は日差しが差し込んで気持ちよさそう。
ソファのそばには空気清浄機が用意されています。
年中湿気がすごい台湾ですが、ぱっと見では除湿機能は無さそうでした。
台北人気みやげ「The Nine」のパイナップルケーキ
ソファのサイドテーブルには、台湾旅行の定番みやげでもあるオークラのパイナップルケーキがあります。
宿泊客は無料でいただけるようです!
ふたつだけなのであくまでお試しといった感じですが、購入するか迷っている人には参考になるかもしれません。
台北では色んなところでパイナップルケーキが販売されており、それぞれに特徴があって味わいが異なるので、お気に入りを見つけるのも楽しいかも!
このパイナップルケーキはホテル1階の「The Nine」という併設の店舗で販売されています。
営業時間は8:30~20:30とあまり遅い時間まではやっていないのですが、こちらに宿泊しているのであれば、滞在中に気軽に買いに行けますね。
ちなみに、The Nineは宿泊客以外の方も利用することができます。
上の写真のように、ホテル外部からの入口もあるので、気兼ねなく入ることができますよ。(コロナ禍で現在は封鎖中でした……)
バスルーム&アメニティ
こちらがバスルーム。
台湾ではよく見るスケルトンな浴室ですが、リビングスペースとは間仕切りがあるので、同室者に気兼ねなく利用することができます。
中は大理石調で豪華な雰囲気。
ところどころ古さは目立つように思いましたが、臭いが気になるようなことはなく、使い勝手は良好でした。
日本式の洗い場があるお風呂は珍しいので、これだけでもお風呂好きにはポイント高め!
シャンプー、コンディショナー、ボディウォッシュはミニボトルタイプで用意されています。
これ、けっこう蓋が固くて、爪が短かったこともあって、開けるのに難儀しました……。
バスタブの正面にはTVも付いていますが、日本語放送はなかったように思います。
時間帯によるのかもしれませんが、画質もそれほど良いものではなかったので、無理に使う必要もないかなと。
お風呂上りには、洗面台にボディローションも用意されています。
乾燥が気になる方にはありがたいですね。
台湾は年中湿度が高めですし、ボクは台北に住んでいて乾燥に悩まされたことはありませんので、ホテルで用意されていたのはちょっと珍しいなと思いました。
ドライヤーはPHILIPS製で、サイズや風量はそこまでではないですが、相当なこだわりのある方以外は十分なクオリティ。
洗面台下にはTANITAの体重計!
台湾でTANITAに出会うとは思いませんでした。
トイレ
トイレはバスルームと分離しているタイプで、ウォシュレットも完備です。
こちらも大理石のキラキラ個室で、個人的には少し落ち着かない空間でした。
トイレ専用の洗面台も!
朝、同室者と洗面台を取り合うあるあるも回避できますね。
豪華なヘルスクラブに行ってみた
オークラ プレステージ台北は、5つ星ホテルらしく、付帯設備も充実しています。
マシンジムやプールにマッサージルーム、サウナまで用意されていて、ホテル滞在も楽しみたい方にはもってこい!
今回はその中でサウナ&リラクゼーションエリアを利用してみました。
台湾では温泉は水着を着て入るものですが、オークラの浴場は日本式なので裸で入浴OK!
中には温・冷の風呂とシャワーブース、温度の違うサウナが二つありました。
日本ではよくある大浴場付きのホテルですが、台北ではあまりそういうホテルは無いと思います。
ボクが知っているのはオークラと、2020年にオープンしたばかりのMGH Mitsui Garden Hotel 台北忠孝の二つですね。
脱衣所には多少のアメニティも用意されていました。
そこまで充実しているわけではないので、必要なものがあれば部屋から持参した方が良いと思います。
2階レストランで朝食ビュッフェ
朝食は2階にあるレストラン「コンチネンタル ルーム」で頂くことができます。
世界各国の料理をビュッフェスタイルで提供しており、営業時間は6:30~10:00(ラストオーダー 9:30)です。
7時前に行ったらボクが一番乗りでした!
店内は明るく開放的な雰囲気で、家具などはさすがに高級感がありました。
スタッフの方が5人くらいに対して利用客はボク一人だったので、視線が気になって写真はあまり撮れませんでした……。
ビュッフェは品数も多く、日本食や台湾料理、洋食まで種類が豊富。
とりあえずここに来れば、食べるものに困る心配はないでしょう。
ちょっと調子に乗って取りすぎたかも……。
台湾のホテルってよくヤクルト置いてあるのを見かける気がしますが、なんでなんだろう。
台湾朝食の定番である葱餅や肉まんは、現地の味というより、万人に食べやすい味付けに調整されていました。
クセのある台湾の味付けが苦手な人にも食べやすいと思います。
洋食はどれも美味で、外れだなぁと感じる品は一つもありませんでした。
肉料理のチョイスが多かったのは、朝からガッツリいきたい人にも嬉しいポイント!
ボクもシェフがその場で切り分けてくれるローストポークは三回おかわりしてしまいました。
台湾は朝から外食文化なので街中に朝食屋さんも多いのですが、ホテル朝食なら朝もゆっくりできますし、マイペースに台北観光を楽しみたい方にはおすすめです。
オークラ プレステージ台北のまとめ
オークラ プレステージ台北は台北の中心にある代表的な日系ホテル。
宿泊料金は相場と比較すれば高級ですし、建物もしっかりメンテナンスされているとはいえ、若干古さが目立つような気がしました。
コスパ重視、節約志向という方にはあまりおすすめできないホテルかもしれません。
一方で、五つ星ホテルだけにサービスはしっかりしており、フロントスタッフを中心に日本語を話せる方が多いというのも、海外旅行に不慣れな方には安心です!
個人的にポイント高いなと思うのは、台北では珍しい大浴場(そこまで"大"ではありませんが……)と、人気のパイナップルケーキがホテルで購入できること。
特にオークラのパイナップルケーキは雑誌などでもよく紹介される、台北の定番土産ですよね。
ちなみに、今はコロナ禍の影響もあって宿泊価格も大幅に下落しており、ボクもセールでお得に泊まることができましたが、以前は宿泊料金が6,000~7,000元(約23,000~27,000円)くらいはしていました。
「宿泊費にもある程度予算が使えるよ!」という方であれば、満足のいく滞在ができるのではないでしょうか。
オークラ プレステージ台北のまとめ ※ボクの主観での評価です
- ロケーション 賑やかな中山エリアの中心!付近にマッサージ店も多い
- サービス ソツのないサービスが印象的で施設も充実している
- 朝食 味には満足!街中の朝食屋さんと比較するとコスパ微妙?
- 満足度 予算が許すなら快適な滞在ができること間違いなし
- 日本語 一流日系ホテルらしく、日本語話者が多くて安心
今回の宿泊費……3,388元(約13,200円) 朝食付きプラン
オークラ プレステージ台北の基本情報
住所 | 10491 台北市中山區南京東路一段9號 |
電話番号 | +886225231111 |
公式HP | http://www.okurataipei.com.tw/ |
IN・OUT | IN 15:00 / OUT 12:00 |
クレジット | VISA / Mastercard / JCB / AMEX / Diners / 銀聯カード |
ネット環境 | 館内WiFi無料 |
コメントはこちら