今回は台北駅に隣接する好立地の老舗「コスモスホテル(天成大飯店)」に宿泊しました。
1979年創業とあって建物は古いですが、そのアクセスの良さと老舗ならではのサービスの安定感もあってか、日本人観光客にも人気のホテルです。
古さを上回る良さがあり、台北では宿泊を検討する価値があるホテルの一つだと思います!
コスモスホテルへのアクセス
コスモスホテル(天成大飯店)は台北車站(台鉄・高鉄)と道路を挟んで隣接し、MRT台北駅のM3出口からは徒歩約30秒という好立地。
同じく台北駅前にあるシーザーパークホテル(台北凱撒大飯店)と並び、その圧倒的なアクセスの良さから多くの日本人観光客に親しまれてきたホテルです。
Googleマップではやや分かりづらいので、MRT台北駅の地図を載せておきます。
オレンジの丸で囲んでいるのがコスモスホテルですが、日本語表記はないので見落とさないでくださいね。(天成飯店 or Cosmos Hotelという表記)
台北駅構内の案内板にもホテル名が載っていて、初めて訪れた方でも迷わずホテルを目指せます。
コインロッカーのすぐ裏にあるM3出口から地上に上がるのが最短ルート。
エスカレーターを上がって左を見上げれば、すぐそこに大きな看板が出ています。
これは翌朝、台北駅M3出口を大通り挟んで反対から撮った写真です。
オレンジの丸で囲ったのがM3出口で、赤丸で囲ったのがコスモスホテル。
ビル一棟を挟んだだけなので、地上に上がって30秒もあればたどり着ける距離感なのがわかるかと思います。
歴史あるホテルなだけあり、エントランスはとても立派。
正面にはほとんどの時間でタクシーが待機していたので、ホテルから観光・ビジネスに出るのにも便利ですね。
こちらがコスモスホテルへの入り口。
入り口の脇では点心を販売するお店が出ており、セイロが積み重なっているのを見ると台湾に来た感じがします。
ちなみにコスモスホテルの入り口と隣接してオフィスへの入り口もありました。(ドアの上に「COSMOS COMMERCIAL BUILDING」と書かれています)
台北駅出口から見て奥のドアなので間違えにくいと思いますが、私は自然に間違え、
受付のおじさんに怪訝な目で見られました(笑)
皆さんも気をつけましょう!
チェックイン&館内の様子
気を取り直してホテルエントランスから中に入ると、すぐ左にフロントがありますので、まずはそちらに寄りましょう。
ロビーは天井がやや低かったり、歴史を感じさせるインテリアだったりしますが、清掃が行き届いているのは良くわかる空間でした。
フロントには日本語を話せるスタッフもいるようで(私は英語対応になりましたが)、対応もとてもスムーズかつ丁寧。
やはり歴史のあるホテルはサービスの安定感があって、言語面に不安がある人でも気兼ねなく宿泊できますね。
チェックインを済ませるとカードキーを頂けます。
非接触型のカードキーなのでセキュリティ面は問題なしでした。
こちらは1階フロント脇にあるレストラン「Lily」です。
ここでは西洋料理と多国籍料理を融合させた創作料理が頂けるということですが、この日は到着が遅くなり断念。
ちなみに館内にはもう一つ、浙江料理や点心を頂ける中華レストラン「ジェイド」があり、加えて1階にはベーカリーとスイーツ店も併設しています。
ホテル内での食事は断念し、客室フロアへ向かいます。
上の写真はエレベーターを降りてすぐのところですが、全体的にやや暗い……。
省エネなのかコスト削減なのか、廊下もやや仄暗く、一人だったら少し心細い。(同じ階のお客さんとエレベーターが一緒でした)
廊下にはところどころ展示品があるのですが、それが見ようによってはちょっと不気味かも。
鏡越しにアヒルと目が合った図。
今回は14階と比較的上階のお部屋でした。
台湾内では落ち着いているとはいえ、コロナウイルスの影響で入境が規制されているので、お部屋に空きがあったのかもしれませんね。
スーペリアシングルに宿泊
今回宿泊したのはスーペリアシングル(23.0㎡)です。
電気を点けずに撮ったので暗い写真になってしまいました。
調度品やデザインに古さは感じさせるものの、清掃はばっちり行き届いていました。
ただ、客室面積の割に家具が多く、フリースペースが少ないのはもったいないと思いました。
長期滞在にはこのお部屋タイプは窮屈かもしれません。
ベッド脇にあるこちらの棚には、ミネラルウォーターや電気ポットが置かれています。
鏡張りの扉は目の前にベッドサイドテーブルがあり、開けられません……。
と思いきや、スライド式でした!
中はクローゼットになっています。
セーフティーボックスやスリッパもこちらにあります。
化粧机ではありますが、デスクがあるとビジネスマンにとっては助かりますね。
ボクも少し仕事を持ち帰っていたためここで作業しましたが、Wi-Fiの速度含め、使い勝手は良かったです。
テレビはSONY製ですが、やや小さいうえに日本の番組は観ることができませんでした。
深夜にチェックインしたため、時間帯の問題はあるかもしれませんが。
冷蔵庫はホテルにある一般的なサイズで、あまり大きなものは入りません。
雑誌がいくつか用意されており、ツアー・アクティビティ販売会社「KKday」のものは日本語でした。
コスモスホテルでツアーに申し込むこともできそうでしたので、観光の相談をしてみるのも良いかもしれないですね。
バスルーム
こちらがバスルーム。
やはり古さは隠せないものの、しっかりウォシュレット付だったりします。
清潔さの点でも目立った問題はなかったです。
洗面スペースは狭くもなく、広くもなくといったところ。
左側には可動式の鏡があり、右側の壁にはドライヤーが刺さっています。
最近はなかなか見かけないタイプですが、風量に関しては不自由を感じない程度にはありました。(女性にとっては物足りないかもしれません)
アメニティは必要最低限のものが、それなりの質で用意されていました。
バスタブはガラス扉で区切るタイプで、シャワーカーテンはありません。
日本ではこういうのあまり見かけませんが、シャワーカーテンが体に張り付く不快感がないぶん使いやすかったです。
天井ギリギリに設置されたレインシャワーが気になります。
天井はかなり低く、バスタブの中で立ち上がろうとするとちょっと狭い……。
身長180cm近いボクがなんとか入ることができるくらいで、欧米からのお客さんにとってはかなり窮屈でしょうね。
手持ちのシャワーもあり、けっきょくバスタブに座り込んでシャワーを浴びました。
ルームサービス
コスモスホテルにはルームサービスがあり、日本語も記載されていました。
あいにくサービス時間が22時までと、深夜着では使えませんが、悪天候の日なんかはありがたいですね。
ボクも残念ながら深夜チェックインで使うことができなかったため、この日はUber Eatsで夕食を取り寄せました。
Uber Eatsで注文しても、ホテルスタッフが付き添って部屋まで持って来てくれてお手軽!
コスモスホテルのまとめ
台北駅に隣接する老舗のコスモスホテルをご紹介しました。
このホテルの良さは何といってもそのロケーションで、台北駅からほぼ直結なので、観光・ビジネスどちらの目的でも使い勝手が良いと思います。
一方で、リノベーションはされているのでしょうが、開業40年以上の老舗なだけに古さはどうしても目立ちました。
とはいえ、清掃はきちんと行き届いており、老舗ならではのサービスの安定感もあって、思っていた以上に快適に過ごすことができました。
利便性を重視するならば十分に選択肢に入ってくるホテルと言えそうです。
コスモスホテルのまとめ ※ボクの主観での評価です
- ロケーション 台北駅直結という圧倒的なアクセスの良さ!
- サービス 老舗ゆえの安定感あるサービス
- 満足度 利便性は◎だが、古さは気になる……(どちらを取るか)
- 日本語 通じるスタッフの方も多い
今回の宿泊費……NT$1,800(約6,500円) 素泊まり
コスモスホテルの基本情報
住所 | 100台北市中正區忠孝西路一段43號 |
電話番号 | +886 223 617 856 |
公式HP | https://www.cosmos-hotel.com.tw/ |
IN・OUT | IN 15:00 / OUT 12:00 |
クレジット | VISA / Mastercard / JCB / AMEX / DINERS |
ネット環境 | 館内WiFi無料 |
コメントはこちら