2020年末から日本へ一時帰国していましたが、ようやく用事も片付き、台湾に戻れることに。
幸か不幸かコロナ禍によってフライトは選び放題だったので、今回は台湾の新しい航空会社「スターラックス航空(STARLUX)」を利用してみました。
2020年に運行開始したばかりなので、気になっていたんですよね!
この記事では、コロナ禍での成田空港&桃園国際空港の様子、スターラックス航空の機内環境やサービスなどをご紹介していきます。
台湾からの一時帰国編の記事はこちら↓↓↓
東京 - 台北間のフライト所要時間&費用
東京(成田&羽田)から台北(桃園国際空港&台北松山空港)までは所要時間約4時間程のフライト。
日本と台湾には時差1時間あるため、例えば東京を午前10時に出発した場合、台北到着は午後1時になります。
近所の国なだけあり、さほど長くないですよね。
現在は新型コロナウイルス流行の影響もあり、費用も普段とは異なるでしょうが、通常期であれば往復4万円台に絞っても十分に選択肢があると思います。
ANA・JALのようなフルサービスキャリアを使えばさすがに高くなるものの、LCCも多いので節約旅行にも向いた路線ですね。
後は日本の祝日・連休はもちろん、台湾の祝日(旧正月などは特に)も需要が高く、料金が高騰しがちなので注意!
コロナ禍でも就航している航空会社
2021年2月時点で成田空港 - 桃園国際空港間のフライトを運行している航空会社は全部で8つ。
日系のANA・JAL、台湾系のエバー航空・チャイナエアライン(中華航空)・スターラックス航空・タイガーエア、その他にアシアナ航空・ジェットスター航空があります。
直行便だけでも組み合わせのパターンが多く、その時々で最安値の組み合わせが異なるため、予約の際には航空券比較サービスを利用するのがおすすめ!
ボクがいつも使うのは使い勝手が抜群に良い「スカイスキャナー(Skyscanner)」ですので、良かったら参考にしてみてください。
スターラックス航空(STARLUX)について
「スターラックス航空(STARLUX)」は2020年1月に運行開始したばかりの台湾の新しい航空会社。
中国語表記だと「星宇航空」です!
同じく台湾の航空大手「エバー航空(Ever Air)」の創業者一族で、董事長(≒社長)も務めた張國煒氏が、お家騒動でエバー航空を追い出された後に設立した航空会社です。
兄弟喧嘩(一言で済ませていいレベルか微妙ですが……)が理由で独立した経緯があるためか、スターラックス航空とエバー航空で提携関係はありません。
そのためという訳ではないでしょうが、現状ではスターアライアンス、ワンワールド、スカイチームの三大アライアンスには加盟していません。
スターラックス航空独自のマイレージサービスとして「COSMILE」を展開しています。
マイルを貯める上ではデメリットになるかもしれません……。
スターラックス航空は「台湾のエミレーツ航空を目指す」としているので、機内サービスなどは充実したものとなりそうですね。
スターラックス航空(JX0801便)搭乗記
ここからは、ボクが2月にスターラックス航空 JX0801便(成田空港 - 桃園国際空港)に搭乗した際の様子をご紹介していきます。
ボクは航空券比較サービス「スカイスキャナー」でお目当てのチケットを探し、一番安かった「Trip.com」で予約しました。
Trip.comは中国発のホテル・航空券予約サイトですが、独自の割引があったり、検索機能が充実していたり、日本語サポートが充実していたりと、かなり使い勝手が良いのでおすすめできます。
オプション選択
Trip.comのような予約サイトで予約をすると、メールで予約番号が送られてきました。
予約サイトでは座席指定や機内食などのオプションは選択できない場合が多いので、予約番号を元に各航空会社でオプションを選択するようにしましょう。(もちろんしなくてもOKです)
スターラックス航空のHPで予約番号・名前を入力すると、このようなオプション選択画面を見ることができます。
座席指定は事前に行うと有料になってしまうため、コロナ禍ではオンラインチェックイン(出発予定時刻の48時間前〜2時間前)のタイミングで指定するのでも十分だと思います。
ボクもオンラインチェックインのタイミングで座席指定しましたが、選びたい放題でした(笑)
機内食は無料で付いていますが、指定があれば事前に選択するのも良いかもしれませんね。
また、受託手荷物30kg、機内持ち込み手荷物7kgまでは無料なので、相当荷物が多くなければ問題ないかと!
オンラインチェックイン
スターラックス航空で事前にチェックインを済ませるには、オンラインチェックイン(WEBサイトでのチェックイン)とモバイルチェックイン(スマホアプリでのチェックイン)の二つのやり方があるようです。
どちらも出発予定時刻の48時間前〜2時間前までであれば、事前にチェックインをすることができます。
ボクはモバイルチェックインをしましたが、どちらかというとオンラインチェックインの方がやりやすい気がしました。
このタイミングで座席を指定するのは無料でしたので、空いているフライトなら追加料金を支払ってまで座席指定をする必要は無いかもしれませんね。
成田空港の様子
こちらが出発当日の成田空港国際線出発ロビーの様子。
今まで見た中で一番人が少ない……。
閑散としていて、搭乗客より空港スタッフの方が多そうでした。
WiFiルーターレンタルの店舗やユニクロなどもクローズ中。
飲食店も一部営業していましたが、半数以上は休業しているよう。
営業している店舗が少なくても、搭乗客も少ないので、混雑するようなことはありませんでしたが、コロナウイルスの影響の大きさを感じました……。
成田空港で再度チェックイン
いつもよりフライト本数が少ないので、電光掲示板の情報も少なめ。
スターラックス航空のチェックインカウンターはJでした。
ボクはオンラインチェックインを済ませており、モバイル搭乗券(QRコード)は発行されていましたが、荷物を預けたかったのでチェックインカウンターへ。
荷物を預ける必要がある場合、オンラインチェックインってあまりメリットないですよね……。
スターラックス航空のカウンタースタッフの方達はほぼ日本人ということもあり、手続き自体はとてもスムーズ。
コロナ禍で台湾も入国規制をしているので、確認事項(PCR検査の陰性証明&検温&現地での滞在先など)は少し多かったものの、無事に荷物を預け入れることができ、紙の搭乗券も発行していただきました。
出発ゲートも北と南はクローズされており、中央の一箇所に集約されていました。
場所がよくわからず、行ったり来たりする羽目に。
保安検査場も基本誰も並んでいないので、何も問題なければ誇張抜きに1分で通過できると思います。
空港スタッフも暇そうにおしゃべりしていました……(笑)
出国手続きを済ませた後。
店舗はコロナ対策なのか、曜日で営業日を決めている様子で、半分近くが休業していました。
ここでも巡回のスタッフさん以外はほとんど人がいない状態。
おかげで(?)ソファはどこでも空いていたので、スターラックス航空の出発ゲートそばでスマホを充電しながらのんびり待機して過ごしました。
ちなみに一部のラウンジはクローズされているようでしたので、利用するつもりの方は、事前にそのラウンジが営業しているのか確認した方が良さそうです。
スターラックス機内環境&フライトの様子
こちらがスターラックス航空 JX0801便の機内の様子です。
エアバスA321neoという機種で、ビジネスクラスが8席、エコノミークラスが180席とコンパクトですね。
ブラウンとグレーで統一されたシックな雰囲気ですが、実はこのデザイン、BMWグループが「自宅のような心地よさ」をテーマに設計したものだそう。
シートにはあれこれ付いていないので、スッキリした印象です。
座席の間隔はまあまあゆとりがあります。
ボクは身長180cmあるのですが、普通に座る分にはかなり余裕がありました。
機内のエンターテイメントも割と充実しています。
画質が良いことに加え、映画や音楽、ゲームなども種類が多く、約4時間のフライトでは退屈することもありませんでした。
TOP画面の台北の映像もとても美しいですね!
ヘッドフォンは着席後に配布してもらいます。
ボクはディズニー映画「モアナと伝説の海」を鑑賞して過ごしました!
こちらは離陸直前の様子です。
ボクを含め、搭乗客は10組もいませんでした……。
東京 - 台湾のフライトだと、右列窓側の席を選べば富士山を眺めることができます!
上の写真ではかなり遠いですが、すぐ脇を通過することになるので、選べるようなら右側がおすすめ。
ボクは右側の18列目を選んだところ、ちょうど翼の位置に来てしまい、見え辛かったですが……(笑)
スターラックス機内食
機内食は離陸から1時間ほどで出てきます。
メインは「台湾産の塩豚とカラスザンショウのどんぶり」か「クリーミーライスとメキシカンスパイシーチキンシチュー」の二択から選ぶことができました。
ボクが選んだのはチキン!
スパイシーチキンシチューとなってはいましたが、正直ほとんど辛くありません……。
チキンの他に玉ねぎやトマト、豆などが煮込まれており、味はまあまあだったかと。
こちらは「パルメザンチーズパン」です。
よく機内食で出てくる味気ないコッペパンとは違い、こちらはチーズの香りと風味が楽しめて美味しかった!
「きのこのバルサミコ酢サラダ」はレタスときのこをバルサミコ酢で和えただけですが、さっぱりした味で食べやすい。
この豆腐のような物体は……
「ごまシフォンケーキ」でした!
優しい味でこちらも美味しく頂きました。
塩・こしょうがあったのに、食後に気がつき落ち込む……(笑)
桃園国際空港到着&コロナ対策
台北郊外にある桃園国際空港にはほぼ定刻通りに到着。
同じ時間帯に到着したフライトはなかったようで、閑散とした通りを抜けて出国審査に向かいます。
シートは片付けられており、人が滞留しないように徹底されているようでした。
台湾は日本よりも入国者への対応が厳しく、入国翌日を起点とした14日間は自宅 or 指定のホテルで過ごさなければなりません。(台湾は義務だが、日本は要請という曖昧な感じ)
違反すると罰金刑があるくらい厳しいもので、そのルールを守る誓約+体調や滞在先の申告をWEB上で行う必要があります。
本来はテキストメッセージが届くそうですが、ボクには届いていなかったため、空港職員の方が日本語でサポートしてくださり、桃園国際空港到着時に手続きを行いました。
入国審査自体は厳しい訳ではなく、通常の手続きにプラスで、係の方に入国の3営業日以内に受けたPCR検査の陰性証明書を提示するだけでOK。
PCR検査は保険対象外のため、全額自費になるのが痛いですが、英語 or 中国語(繁体字)で記載された証明書であれば書式は何でも問題ないようです。
ボクの陰性証明書はWordに箇条書きされただけのシンプルなものだったので、少し不安でした……(笑)
荷物のピックアップをして税関を通過すると、導線が示されていました。
台湾では現地到着後、好きに移動して良いわけではなく、政府に指定された防疫バス、タクシー、レンタカーなどで移動しなければいけません。
北部地区(台北市・新北市・基隆市・新竹市・台東市・離島)については防疫タクシーで移動するのが基本。
防疫タクシーは北北基竹エリアであれば1,000元(約3,700円)で乗車することができます。
乗車前に受付で個人情報の申請や全身の消毒を受ける必要がありますが、乗車後は普通のタクシーと変わらないので、あまり構える必要はありませんでした。
コロナ禍でのフライト
今回はコロナ禍の真っ只中で、通常とは異なることが数多くあるフライトに。
ほとんどは乗客が少ないことによる違いが主で、そのためにカウンターや保安検査場が空いている、ラウンジや店舗が休業しているということはありましたが、それによって何か困ることはありませんでした。
ただし、出国の時はともかく、入国時の対応は国によって異なりますし、場合によっては出国前にやっておかなければいけないこともあったりする点は注意が必要。
たとえば台湾では、入国に際して3営業日以内に受けたPCR検査の陰性証明書(英文・中文)が必要でした。
台湾の場合、そもそも外国人の入国は居留証を持たないかぎり停止されていますが……。
状況もコロナウイルスの流行の度合いによって変化しているので、自分のフライトのタイミングに合わせて最新情報を入手することが大事だと思います。
スターラックス航空(JX0801便)のまとめ
今回は2020年に台湾で誕生したばかりの航空会社「スターラックス航空」の成田空港 - 桃園国際空港間のフライトを利用しました。
「台湾のエミレーツ航空を目指す」と目標を掲げているだけに、サービスや機内環境のクオリティは同じ台湾系のエバー航空やチャイナ・エアライン(中華航空)よりも良かったように感じます。
少なくとも現時点では三大アライアンスに加盟しておらず、独自のマイレージサービスを展開しているので、マイルを貯めることを重視している人にとってはデメリットになるかもしれません。
ボクはそこまでマイル重視で選んでいないので、かなり満足のいくフライトになりました!
みなさんも台湾を訪れる際には、スターラックス航空も選択肢の一つに入れてみてくださいね!
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コメント一覧 (3件)
2022.12.29~2023.1.3成田発で台北ですが、現在も3日前のコロナの陰性証明書はの必要はありますか?
5回目のワクチン接種は終えています。
以外に特別必要な証明書は必要ですか?
10.13以降、台湾入国時は陰性証明書が不要になりました!台湾側では特に必要なものはありませんが、帰国時にワクチン接種証明書が日本で必要になるかと思います。
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