台北MRT(地下鉄)忠孝新生駅から徒歩数分に小籠包の人気店「濟南鮮湯包」があります。
人気店とは言ってもお客さんの多くは台湾人の方で、日本人観光客の間では「知る人ぞ知る」といった感じのローカル店でした。
そんな濟南鮮湯包が2023年にリニューアルオープンしたと聞き、久しぶりに行ってみました!
この記事では、リニューアル前との違いや、日本人観光客でも入りやすい雰囲気なのか、味は今まで通りなのかなどを紹介していきます。
濟南鮮湯包へのアクセス
濟南鮮湯包は台北MRT(地下鉄)忠孝新生駅の6番出口から徒歩約3分の距離。
忠孝新生駅は地上への出口が全部で7つあるので、間違えないように気を付けましょう!
忠孝新生駅には台北駅や西門、龍山寺が沿線にある板南線(BL)と、行天宮や東門が沿線にある中和新蘆線(O)の二路線が乗り入れています。
周辺には観光できるようなところはあまりありませんが、メジャーな観光スポットへの行き来はしやすい駅ですね。
6番出口から地上に出たらそのまま進行方向に進み、一つ目の信号を渡って左に曲がるとお店が見えてきます。
リニューアルオープンから少し日が空いて訪問したのですが、いまだにオープン祝いのお花が残っているのは、台湾らしいというかなんというか。
クリスマスツリーとか、街中のいたるところで1月末くらいまで飾っていますしね……(笑)
こちらがお店の正面からの様子。
以前のローカル感がまったくないお洒落な雰囲気に様変わりしていました。
もし店名が書いてなかったら、お洒落なカフェや美容室に見えなくもない外観。
ちなみにお店の前の歩道はとても狭いので、写真を撮るのに夢中で車に轢かれないように気を付けましょうね。
ボクが訪れた時は誰も並んでおらず、そのまま中に入るとすぐに席に通してもらえました。
普段は行列していることも多いですが、順番を整理してくれる係の人はお店の外にいたりいなかったり……。
そういう時は行列を無視して店内に入り、店員さんにアピールしましょう!
躊躇っていると台湾人のお客さんにどんどん先を越されてしまいます(笑)
リニューアルした店内の様子
店内は外観と同じ淡いグレーの色調できれいにまとめられていて、とても小籠包屋さんとは思えない雰囲気。
以前の台湾のローカルレストランらしい雑多な感じが無くなったようで少し寂しいですが、Googleのクチコミを見ていると、清潔さや明るさが高く評価されているみたい。
たしかに男女問わず、以前より気軽に入りやすくなったのは間違いないですね。
ボクは入り口そばのソファ席に通されましたが、壁の裏側にも座席はあるようでした。
それなりに席数は多そうなので、行列があっても意外とすぐに入れるのかもしれません。
とはいえ予約するに越したことはないでしょうし、宿泊しているホテルの方に予約代行してもらえないか相談してみるのがおすすめです。
テーブルには上の写真のようなQRコードが設置されていて、これをスマホで読み取って注文する仕組み。
小籠包の超有名店「鼎泰豊」と同じ注文方法です!
スマホに表示されるメニューには日本語も記載されていましたが、よくある謎翻訳ではなく、きちんと理解できる表現になっていました。
メニューは濟南鮮湯包の公式HPにも掲載されているので、訪問前に目星を付けておくとスムーズに注文できますね。
リニューアル前よりメニューが増えていたようで、どれも美味しそうだったのであれこれ頼んでしまいました。
リニューアル記念で葱油餅まで無料で付けてもらって全部で8品です。
濟南鮮湯包の小籠包を実食!
まず最初に到着したのは開業記念の葱油餅です!
カリカリに揚がった皮にネギがたっぷり詰まった食べ応えのある葱油餅。
脇に添えられた甘辛いソースと絡めて食べると美味しさが増し、ついつい箸が進んでしまいます。
続いてやって来たのは空心菜炒め。
台湾のレストランでは定番の野菜メニューで、ふんだんに使われているニンニクがアクセントになっています。
次は牛肉の炒めもの。
こちらは台湾の調味料「沙茶醤(サーチャージャン)」が使われているのか、少し癖のある味で、日本人にとっては好き嫌いがわかれそう。
ここまでは全部口が臭くなりそうなメニューばかり……(笑)
こちらは海老天のマヨネーズ和え with パイナップル!
マヨネーズと和えてありながら、衣のカリカリ感もしっかり残っていて、意外と軽い食べ心地。
台湾のマヨネーズは日本のと違って甘いのですが、それもあってかベチョベチョした油っぽさは感じません。
メインディッシュの一つである炒飯には「XO醤炒飯」をチョイス!
食事も終盤に差し掛かっていたものの、XO醤の香りが食欲を刺激して、食べる手が止まりません。
メニュー名には書かれていませんでしたが、XO醤炒飯は上に蟹肉がたっぷりと盛り付けられていました。
嬉しいサプライズですが、アレルギーの方は気をつけて!
最後にやって来たのが待ちに待った名物の「原味湯包」です!
原味(ユエンウェイ)はオリジナルという意味なので、普通の小籠包ということ。
他にもトリュフ入りやカニ味噌、ヘチマ&海老といったアレンジされた小籠包もありましたが、やはりここはオリジナルでしょう!(他にもあれこれ注文したせいで二種はきつかった……)
各テーブルにあるお酢と醤油をショウガの載った小皿に入れて、タレを作りましょう。
鼎泰豊式のお酢 2:1 醤油でやってみましたが、ちょうど良い塩梅になりました(笑)
小籠包は皮がモチモチした程よい厚さで、その中に熱々の旨みたっぷりな汁が閉じ込められています。
一般的な小籠包より肉も多めに詰まっており、旨み汁と絡んでものすごくジューシーな食べ応え!
ローカル店にありがちな独特の臭み(八角?)もなく、大半の日本人には刺さりそうな味でした。
濟南鮮湯包のまとめ
「濟南鮮湯包」は鼎泰豊のような超有名店というわけではありませんが、台湾人の間では高く評価されている人気店。
小籠包以外の料理も日本人の口に合うものが多く、知る人ぞ知るという感じで、日本人観光客にも親しまれています。
2023年にリニューアルオープンしたことで店構え・店内ともに綺麗になり、注文がQRコードを読み取ってスマホからできるようになったことで、外国人にも利用しやすくなりました。
もちろん小籠包も有名店に負けない美味しさなので、わざわざ忠孝新生まで食べにくるだけの価値はあると思います!
「注文が忘れられていた」というクチコミが少し目立ったので、時間には余裕を持った方が良いかも。
濟南鮮湯包のまとめ
- ロケーション 二路線使える忠孝新生駅から近い
- サービス 愛想の良い店員さんが多かった
- 日本語 スマホで注文だが、翻訳精度高くて困らない
- 満足度 アクセス良く、味のクオリティに対してコスパGood!
濟南鮮湯包の基本情報
住所 | 台北市大安區濟南路三段20號 |
電話番号 | +886 2 87737596 |
公式HP | https://jnxdumpling.wixsite.com/87737596/menus |
営業時間 | 11:20~14:30 / 17:00~20:30 ※定休日無し |
クレジットカード | 利用可能 |
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