「九份」は台湾観光でも定番中の定番スポットですよね。
宮崎駿監督の映画「千と千尋の神隠し」のモデルになったとも言われる景色が見られることもあり、台北から日帰りで訪れる方も多いのではないでしょうか。
今回はそんな九份にある絶景宿「M Bar House」に宿泊してきましたので、紹介させていただきます。
M Bar Houseへのアクセス
今回宿泊した「M Bar House」は、観光客で賑わう九份老街のすぐそば。
カフェやバー、雑貨屋さんの立ち並ぶ通りなので、夜でも割と賑やかなエリアです。
M Bar House自体、夕方からバーとしても営業している(こちらが本業?)ので、夜でも人気が少ないこともなく、治安面の心配はいらないと思います。
こちらがM Bar Houseの外観です。
ちなみにこのまま道なりに進むと、九份で最も有名な写真スポットでもあるお茶屋さん「阿妹茶樓」の目の前に出られます。
建物側面に描かれているイラストがインパクト大ですね!
チェックイン
さっそくチェックイン!と正面から入ろうとするも……
あれ?鍵がかかっていて入れない……。
ドアの向こう側はバーになっており、フロントらしきものも見えないので途方に暮れることに。
どうやら「フロント」にあたるような場所はないらしく、建物右手の階段から降ったところにある客室エリアへ。
上の写真でオレンジの丸を付けたところ、階段中腹と、階段の一番下にそれぞれ客室がありました。
ボクは上の丸の方から中に入り、スタッフさんに声をかけてチェックインの手続きをしてもらいました。
この「M Bar House」はオーナー夫婦のお二人で運営されているようで、ホテルというよりゲストハウスに近い感じ。
少しとまどったものの、気さくで優しいご夫婦だったので安心。
築100年の宿に宿泊
特段チェックインの手続きはないまま、お部屋に案内してもらいます。
奥様の方がお部屋の中を一つ一つ説明してくださいました。
あいにく日本語はほとんど通じませんが、とても親切で明るいご夫婦なので、言語面で困るようなことはありません。(英語はある程度通じます)
この建物は築100年で、といったお話もしてくださったり、九份老街への行き方も教えてくれたりと、お話好きで素敵な奥様でした。
入って正面にはカーテンで仕切られたバス&シャワーがありました。
若干狭いものの、清掃は行き届いており清潔です。
あいにくウォシュレットはありませんが、トイレットペーパーは流せるタイプです。
もう一枚あるカーテンの先はシャワーブース。
トイレとの仕切りがないので水浸しにならないか心配でしたが、傾斜がしっかり付いていたのでそれほどビシャビシャにはならず。
シャンプーとボディーソープはあらかじめ用意されています。
山の上にある九份の宿なので、水の出が悪いのではと心配でしたが、むしろ我が家よりも強力な水圧。
タオルはバスタオル×2枚のみで、ハンドタオルなどはありませんでした。
続いてベッドルーム!だいぶ縦長の間取りです。
今回はひとり旅でしたが、眺望のある部屋を選択したらツインルームに。
たしかにツインですが、ベッドは縦に並ぶスタイルですね。
ベッドは窮屈そうに見えますが、180cmあるボクもきちんと寛げるだけのスペースは確保されています。
そして客室の一番奥には、この宿の売りである眺望が……!
……残念ながら、この日はあいにくの雨天でほとんど眺望は見られませんでした。
チェックインした直後は遠くに基隆港も見えていたのですが、荷ほどきしている間に雲が出てきてしまい、あっという間に真っ白に。
天候ばかりは運なので致し方ないですね……。
宿の真下の道路は、九份老街を目指しているだろう車が続々と登ってくるのが見えました。
景色は残念でしたが、この窓のためか天井がとても高く、間取り以上に開放的なお部屋は快適そのもの。
窓際には電気ポットや急須が用意されていましたが、ティーバッグの類は見当たりませんでした。
セルフで持ってくる必要があるのかな。
電源はベッドとベッドの間、窓際の二箇所にあり、2名で宿泊しても数は十分です。
もともと湿度の高い台湾でも、雨の多い九份ではより一層じめじめしそうですから、除湿機が用意されているのはありがたい。
ミネラルウォーターは台北では見たことがないブランドでしたが、二本無料で用意されていました。
エアコンやテレビも完備していますが、オーナー夫婦で運営しているお宿なので、チェックアウト時には電源を切ってほしいとのこと。
どちらも動作には問題なく使えました。
共用スペース
客室には冷蔵庫がない代わり、共用スペースに家庭用冷蔵庫が用意されています。
クッキーと水は自由に取っても良いそうです。
それ以外は他の客室の方のものなので、うっかり食べてしまわないように注意!
九份老街へ歩いて行ってみた
九份と言えば、この景色を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
この九份のシンボルとも言える建物は「阿妹茶樓(アーメイチャーロウ)」というお茶屋さんです。
九份観光での一般的な順路からすると、この阿妹茶樓の脇にある階段の上から降りてくることになると思いますが、M Bar Houseからだとこのお茶屋さんの真下に出ることができます。
M Bar Houseから阿妹茶樓まではほぼ一本道なので、迷う心配はありません。
寄り道せずに歩けば3分とかからずに行くことができます。
道中にはいくつか雑貨屋さんがあるので、時間があれば立ち寄ってみるのもありですね。
九份老街には観光地の典型的なお土産屋さんも多いですが、この通りにはオシャレな雑貨を扱うお店が多いように思いました。
細い路地を抜けると……
阿妹茶樓の真下に!
脇にある階段も人気写真スポットですが、通常のルートとは逆なのでポジション取りも楽だったりします。
チェックアウト
チェックアウトはセルフスタイルで、壁に掛けられたポストに鍵を投函して完了。
M Bar Houseのまとめ
九份は台北からの日帰りが一般的ですが、宿泊すると観光客が帰った後の落ち着いた街の様子を見ることができます。
観光客でごった返す名所もゆっくり見て回れるので、旅程に余裕があれば九份で一泊というのも検討の余地ありかなと思います。
九份は台北と比べても雨が多いそうで、天候に恵まれるかどうかで満足度は変わるかも。
M Bar Houseのまとめ ※ボクの主観での評価です
- ロケーション 九份老街に近く、晴れていれば絶景も望める
- サービス 個人経営の民宿のような感じなので、過剰なサービスはない
- 価格 ボクは連休での宿泊だったため少し高かった
- 日本語 ほとんど通じない(英語は多少OK)
今回の宿泊費……NT$2,480(約9,000円)
M Bar Houseの基本情報
住所 | 224新北市瑞芳區輕便路280號 |
電話番号 | 0909-678-785 |
IN・OUT | IN 15:30~21:00 / OUT 12:00 |
クレジット | 利用不可(現金のみ) |
ネット環境 | WiFi無料 |
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