フィリピンの首都マニラはあまり治安が良くないことで知られていますが、マカティ地区だけは例外です。
マカティ地区は、銀行や大企業のオフィスが集中する「マニラのウォール街」であり、富裕層や外国人駐在員が住む高級住宅街でもあります。
今回宿泊した1898 Hotel Colonia En Las Filipinasも、そんなマカティ地区に立地するホテル。
スペイン、アメリカ統治時代の要素を取り入れたどこか懐しい雰囲気のホテルでした!
この記事では、1898 Hotel Coloniaのアクセスや館内、客室や朝食の様子をご紹介していきます。
1898 Hotel Coloniaはこんな人におすすめ
- 治安の良いエリアに泊まりたい!
- プール付きのホテルで滞在中も楽しみたい!
- コスパの良いホテルに泊まりたい!
1898 Hotel Coloniaの基本情報
施設名 | 1898 ホテルコロニア(1898 Hotel Colonia En Las Filipinas) |
住所 | 5030 P. Burgos Street Cor, Kalayaan Ave, Makati, 1210 Metro Manila |
公式HP | https://1898hotel.com/ |
メール | reservations@1898hotel.com |
IN/OUT | 14:00 / 12:00 |
ネット | 客室内Wi-Fi無料 |
付帯施設 | レストラン / ジム / スパ / プール |
1898 Hotel Coloniaへのアクセス
1898 Hotel Coloniaは、フィリピンの首都マニラの中では最も治安の良いマカティ地区にあります。
一番近いMRT「Buendia」駅からは徒歩約20分と電車でのアクセスはいまいちですが、そもそもフィリピンはあまり鉄道網が整備されていません。
ボクはタクシーや配車アプリ「Grab」を活用することで、さほど問題なく行動することができました。
ちなみに、徒歩圏内にはアヤラ三角庭園やアヤラ博物館、ショッピングモール「グリーンベルトモールズ」にサルチェド・サタデー・マーケットなど、見どころがたくさんあります。
このエリアだけでもたっぷり一日遊べると思います!
1898 Hotel Coloniaの建つ通りには他にもホテルが複数あります。
上の写真は道路を挟んだどちらの建物もホテルでしたし、マニラの他の地区と比べると外国人観光客を多く見かけました。
観光客が多いというのは治安が良い証でもあるので、やはりマニラのホテル選びはこのエリアが間違いないですね。
こちらが1898 Hotel Coloniaです!
狭いながら車寄せがあり、タクシーやGrab乗車時には目の前で降ろしてもらえます。
通りに面した部分はレストランのテラス席になっていました。
入り口には……なんでしょうね、これ。
シーサーっぽい何かと親切なドアマンの方が出迎えてくれました。
チェックイン
ホテルロビーは前時代的な、どこか懐かしくリラックスできる雰囲気が漂います。
こういう雰囲気が好きな人にはとっても刺さりそう。
実は最初に到着した時はまだチェックイン開始前の13時頃で客室には入れず。
事前に荷物は預かってくれるので、フライトの到着が早い人も一旦ホテルに立ち寄ると身軽に観光ができますね。
ボクはチェックインできるまで、近くにあるサルチェド・サタデー・マーケットを覗いてきました!
宿泊費はAgodaで事前決済を済ませていたのですが、それでもデポジット(いくらか忘れました……)が必要とのこと。
もちろん何もなければチェックアウトの際に返してもらえますが、多少の現金かクレジットカードが必要になります。
客室の最終点検中だったようで少し待ちましたが、5分ほどでチェックイン完了してカードキーを頂きました。
プレミアムデラックスクイーンに宿泊
エレベーターで上がった客室フロアはやや薄暗くて不気味かも。
1フロアごとの客室数はそれほど多くないようで、すぐに宿泊する客室へとたどり着きます。
今回宿泊したのはこちらの「プレミアムデラックスクイーン(28㎡)」です!
ベッドを中心に扇型のような変わった間取りですが、広さは十分ですし、落ち着いた雰囲気のお部屋ですね。
ベッドルーム
客室名にもある通り、ベッドは広々クイーンサイズ。
一人はもちろん、二人でもゆったりと使えるサイズ感です。
マットレス、枕ともどちらかというと少し柔らかめ!
ベッド足元の空間は不思議な間取りですが、荷物を広げたりするには十分なスペース。
小さいながら丸テーブルがあるので、部屋で食事をする場合にはここですね。
21階という高層階だったので、窓からは遠くまで見晴らすことができました。
真下は割と交通量の多い道路でしたが、高層階な分、騒音などはほぼありませんでした。
アメニティ・設備
設置されているエアコンは見た目かなり年季が入っているものの、けっこうパワフルにお部屋を冷やしてくれます。
ただし、このエアコンはベッドの正面に据え付けられており、ベッドにいる間ずっと冷風に当たり続けることに。
高層階だからかエアコン無しでもさほど暑くはなかったので、寝ている間はエアコンを切っておいた方が良いかもしれません。
テレビはフィリピンでよく見かけるパナソニック製。
もちろん日本語チャンネルは映りません。
ミネラルウォーター(ちょっとこぶりなボトル)が二本、無料で頂けました。
その他、アメニティとしてコーヒー、紅茶があります。
パジャマ、ナイトウェアはありませんが、バスローブがありました。
しかしこのバスローブはけっこう薄手&ゴワゴワする肌触りで、着心地は正直いまいち……。
気になる方はパジャマ持参が良いかも。
バスルーム・トイレ
洗面台、トイレ、シャワーが一つの部屋にまとまっていました。
洗面台はかなりコンパクトですが、両脇のスペースはそのぶん広くて割と使いやすかったです。
ドライヤーは壁に突き刺さっているタイプ。
盗難防止なのかもしれませんが、移動できないのはけっこう不便……。
風量など、スペックはけっこうしっかりしていました。
アメニティはホテルオリジナルのパッケージで包装されています。
シャンプー、ローション、コットン、櫛、歯ブラシが用意されていました。
シャンプー、ローションがミニボトルになっているのも、衛生面ではありがたいポイントですね。
トイレは洗面台のすぐ目の前。
清掃は行き届いていますが、もちろんウォシュレットはなく、隣にシャワーホースが備え付けられています。
シャワーブースはこんな感じ。
扉がないので、気をつけないと洗面スペースまで水浸しに。
レインシャワーも付いており、水圧、温度ともに申し分なし。
東南アジアのホテルでは水圧、温度のどちらも問題ないことの方が珍しいイメージなので、これは個人的には嬉しかったです。
朝ごはんは洋食ビュッフェ
朝食は1階レストラン「Cusina Filipina」で頂きます。
このレストランはスペイン風フィリピン料理を提供しており、AM7:00から利用できる朝食はすべて洋食のビュッフェでした。
種類はあまり多くないので、ちょっと寂しい見た目になってしまいました……。
味の方は可もなく不可もなくと言った感じ。
フレッシュなオレンジジュースは美味で、三度もおかわりしてしまいました!
フィリピンでは朝からしっかり味の付いた肉や魚を食べるのが一般的らしく、ここの朝食も味付け濃いめ。
ちなみに館内や客室は禁煙ですが、レストランのテラス席では喫煙ができるようです。
フィリピン&スペイン料理を楽しめる夕食
このレストランはチェックアウトした日の晩にも利用。
最終日ということで、ちゃんとしたフィリピン料理を食べて帰ります!
こちらはパインスムージー!
朝食のオレンジジュースでも思いましたが、南国フィリピンの果物は甘みが濃い気がします。
最初に頼んだのはトマトベースの冷製スープ。
何かと茶色っぽい料理が多いフィリピンでは珍しく、たっぷりの野菜で彩られたスープは、見ているだけでもさっぱり涼しげな気分になりますね。
蒸し暑いマニラを歩き回って火照った身体には、ほどよく冷えたスープが染み渡ります。
写真では伝わりにくいですが、どんぶりくらいのサイズ感なので一人では少し多いかも!
名前は忘れましたが、なめらかなクリームチーズをカリカリの衣が包んだ美味しいやつ。
ほんのり甘みを感じさせるマスタードソースとの相性も抜群で、こちらもフォークが進みます。
唯一名前を覚えていたのがこの「Bagnet Lechon Kawali」です!
カリカリに揚げた豚バラ肉と盛りだくさんのポテトのプレートですね。
カリカリすぎて少し食べづらかったですが、アボカドペーストがこってりを中和してくれて、こちらも一息に完食してしまいました。
どの料理も美味しいものの、けっこう一皿一皿が大きいので、一人であれば二品くらいで十分だと思います。
終盤はお腹いっぱいでしんどかった……(笑)
1898 Hotel Coloniaのまとめ
1898 Hotel Coloniaは、スペイン、アメリカに統治された歴史を持つフィリピンの前時代的な雰囲気を取り入れたホテル。
どことなく懐かしさを感じさせる佇まいは、好きな人にはとことん刺さりそうな居心地の良さを感じさせてくれます。
マニラでは最も治安の良いマカティ地区に立地しており、滞在中に危険を感じるようなことは一切ありませんでした。
日本円で1万円を切る価格帯ながら、ジム、プールも完備しており、コストパフォーマンスはかなり良いホテルだと思います。
治安良好なマカティ地区で安くて質の良いホテルに泊まりたいならおすすめ!
1898 Hotel Coloniaのまとめ
- ロケーション 電車でのアクセスはしづらいが、治安が良く静かなマカティ地区
- 客室 高層階で見晴らしの良い部屋が多く、清掃も行き届いている
- 付帯施設 都会ながらプール完備、ジムもあるので中長期滞在にも良い
- 日本語 日本語話者、日本語表記とも無し
- 満足度 朝食付きで1万円を切るコストパフォーマンスの良さ!
今回の宿泊費……8,525円(朝食付きプラン・事前決済)
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