【Long Neck Karenの村】あの首長族に会える!チェンマイ旧市街から車で30分|複雑な事情を抱える観光村・・・。

Long neck karen


1. 首長族とは

首長族

首長族は東南アジアのミャンマーとタイの一部に居住している民族で、女性は首に金色の真鍮リングを付ける風習があります。あくまで一部だけなので、すべての女性の首が長い(ように見える)わけではありません。

首長族(Long neck People)という名称で世界的に知られていますが、これはあくまで観光誘致を目的とした通称にすぎません。彼らが自身の民族を呼称する際は「カヤン」と言います。総人口は30,000~40,000人とされています。ただし、どこまでがいわゆる「首長族」なのかはっきりせず、実数はわかっていないそう。

2. 首長族の村のアクセス

観光村化している首長族の村はタイ王国のメーホンソーン県およびチェンマイ県、チェンラーイ県にあります。今回はチェンマイ旧市街から北に車で30分ほど行ったところにある首長族の村へ行ってきました。

チェンマイには電車がなく帰り道を心配になりますが、そんなときはタクシーやソンテウ、トゥクトゥクを貸し切るというのがおすすめ!自分の行きたいスポットだけを巡るカスタマイズ旅にすることができます。

チェンマイ旧市街の主要な寺院の周りにはだいたいソンテウが待機しています。ボクはワット・チェディルアン前でソンテウおじさんを捕まえ、チェンマイ郊外の観光地を巡るルート(首長族の村 → タイガーキングダム → 射撃場333)で往復300バーツにて交渉成立しました。

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3. 首長族の村へ入ってみる

チケットブース

ソンテウおじさんは首長族の村の入り口まで連れて行ってくれます。チェンマイ観光の目玉のひとつと化しているので、案内も手慣れた様子。ちなみに入り口といっても大げさな建物があるわけでなく、上の写真の小屋が受付です。

チケット

入場料は500バーツ(日本円で約1,700円)と割とお高め。領収書代わりにチケットをもらいますが、この後使うことはありません。

LONG NECK KAREN
モン族の店

村へ続く道を歩いていくと、左右にお土産屋が連なっています。ですがこれ、首長族のお土産屋さんではありません。ここにいるのはモン族という、首長族(カレン)とはまったく違う民族です。

彼らも固有の歴史があり、戦争にまつわる悲劇も体験している民族ですが、首長族だけに関心がある場合はスルーしたほうが良いかも。強引にお土産を売り付けられるようなことはありませんが・・・。

首長族の村

モン族のお土産ゾーンを通過すると首長族の村まで一直線。木々に囲まれた道を数百メートル歩くと、高床式(?)の建物群が見えてきます。

首長族の村

こちらが首長族の村。チェンマイ観光の雨季にあたる5月に訪れたこともあってか、思いのほか他の観光客の姿はありませんでした。

4. 首長族の女性たちに出会う

お土産
首長族の村

村の中は色とりどりの鮮やかな織物がところ狭しと掲げられています。その他にもタイをモチーフにした雑貨などが軒先に並べられていました。この村は観光収益で成り立っているので、村内にあるのはほぼすべてお土産屋さんなのです。

見てみた限りではそれほど生活感はなかったので、実際に彼女たちが生活している場所は別にあるのかもしれませんね。

首長族の女性

初めに出会った首長族の女性がこちら。多少の英語は通じたので、少しお話ししてみました。どうやら村内で販売している織物は首長族の女性による手製だそう。たしかに彼女も見かけたときは機織りをしていました。

話を聞いてそのまま去ろうと思いましたが、「写真はいいのか?」と彼女から声を掛けてくれました。年中観光客が訪れるためか、対応に慣れを感じました・・・。

首長族の女の子

村内には小さな女の子もいました。まだ首に付けている金色のリングも少ないですね。

ちなみに「首長族」と表現されていますが、これはリングを付けていることで成長とともに首が長く伸びているわけではありません。幼少時からリングを付けていることで極端ななで肩になり、そのために首が長く見えているそう。実は「めっちゃなで肩族」というのが正しいのですね。

5. タイにおける村の成り立ち

首長族は少数民族であるカレン族の一部とされており、本来はミャンマーの山岳地帯に暮らしていました。しかしミャンマーでは政府軍と少数民族間での抗争や、ミャンマー国内での人権侵害によって住む場所を追われ、難民化している人々が多数います。そうした難民の一部は隣国タイの北方に流入しているのです。

そのような状況下で、首長族の女性たちは観光業者の手引きもあり、特例でタイ北部のメーホンソーン県およびチェンマイ、チェンラーイで観光村を営んでいます。実際、その興味深い文化・風習から、彼女たちは観光客を魅きつけてやみません。

しかしながら「人間動物園」といった批判もあるように、ある意味で自分たちを見世物にし、観光収益を得ることで生活をしていかざるを得ない人々でもあります。一観光客の立場でできることはないかもしれませんが、彼女たちの境遇について多少なりとも理解はしておきたいですね。

6. 首長族の村の基本情報

首長族の女性
住所 Unnamed Road, Tambon Mae Raem, Amphoe Mae Rim, Chang Wat Chiang Mai 50180

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英語ができないホテルマン。東京都内のチェーンホテルで客室販売業務に従事しつつ、国内・海外をひとり旅。英語ができない&ひとり旅という視点で実際の体験をもとに情報発信中。ホテルマンだからこそ伝えられるお役立ち情報も共有したいと思います。