旧正月直前の1月末に、以前から気になっていた『citizenM 台北北門』に宿泊してきました。
今はコロナ影響で海外旅行に行けないせいもあるかもしれませんが、台湾の旧正月ではホテルの宿泊料金も高騰ぎみ。
ボクは旧正月前の比較的落ち着いた時期を選んだので、かなり安い価格で泊まることができました!
今回は、台北駅徒歩圏で利便性がよく、スタイリッシュなホテル『citizenM 台北北門』のアクセス、チェックインや客室の様子を紹介していきます
オランダ発の国際ホテルチェーン
赤いMのロゴマークが特徴的なcitizenMはオランダ発の国際ホテルチェーン。
最初のホテルは2008年にアムステルダムでオープンと、比較的新しいチェーンなのですが、2010年にはグラスゴー、2012年にはロンドンと、海外進出にも積極的なようです。
パブリックスペースがアートや本で彩られていること、セルフチェックインを導入していることもcitizenMの特徴です。
今回ご紹介する『citizenM 台北北門』は2017年オープンの比較的新しいホテルですが、citizenMの特徴はしっかり備えていました。
citizenMへのアクセス
citizenM 台北北門は、台北駅からほど近い中正区に位置するホテルです。
台北駅までは徒歩約10分の距離なので、空港からのアクセス、台北駅を起点に観光する際のアクセス、そのどちらにおいても便利なことは間違いありません。
大通りの近くということもあって治安は問題なく、女性一人でも安心できる立地だと思います。
こちらは地名にもなっている、19世紀に建築された臺北府城の北門です。
今では大通りの真ん中に取り残された遺構となっていますが、状態はとても良く、実際に門をくぐることもできますよ。
ちなみに写真で気づかれた方もいるでしょうが、北門の後ろにそびえ立っている建物がcitizenM 台北北門です。
台北駅方面から北門のある大通り(忠孝西路)を渡った先にcitizenMがあります。
外観はそれほど目立たないものの、エントランス付近まで行くと大きなMのロゴが迎えてくれました。
赤いブランコは宿泊客の写真撮影スポット。
この時は旧正月直前で、赤い提灯などの装飾がされていたのでひときわ派手でした。
1Fはチェックイン・アウトのカウンター、2FはcitizenMの特徴でもあるパブリックスペース「Living Room」ですね。
ちなみにUberEatsなどで食事を頼んだ場合、配達員は館内には入れないそうで、入り口の丸テーブルに置いて帰る決まりだそうです。
チェックインは機械で!
エントランスをくぐるとすぐ目の前にチェックインカウンターがあります。
と言っても、普通のホテルのようにフロントスタッフの方が一組ずつ対応するわけではありません。
上の写真のような端末が6台並んでいるので、それを使って自分でチェックインする必要があります。
このセルフチェックインもcitizenMの特徴の一つですね!
セルフとはいえ、完全に放置されるわけではなく、スタッフの方が手伝ってくれます。
citizenMで予約すると事前にメールが届くのですが、そこに記載されたbooking codeを使って予約確認を行いました。
タッチパネルでコードを入力すると予約詳細が表示されるため、内容を確認してから支払い(クレジットカード以外にApple PayやGoogle Payも対応)、最後にルームキーの発行という流れでした。
いちおう名前などでも検索は可能なようですが、booking codeがある方がスムーズなようなので、忘れずに控えておくようにしましょうね。
チェックインが終わったら客室フロアへ。
フロアマップを見ると、2Fにはliving roomのほかにレストランもあるようですが、今回は時間が無く、朝食をホテルで取ることができませんでした……。
こちらが客室フロアの廊下。
真っ赤な絨毯と白い壁面の組み合わせは、いかにも欧米のホテルっぽい色使いな気がします。
キングルームに宿泊
今回宿泊したのはキングルーム(15㎡)です。
台北駅前ということもあるのでしょうが、台湾の中級ホテルとしてはやや狭いでしょうか。
部屋の奥は大きなキングベッドが占めており、正面にテレビ、脇にはテーブルと、コンパクトにまとまっていますね。
ベッドと窓の高さが揃えてあるのは、あまり見ない造りで不思議な感じ。
窓を開けるとこのようになります。
今回宿泊したのは5階ですが、周囲に高い建物が少ないためか、ブラインドカーテンを上げるとだいぶ雰囲気が変わります。
あいにくの天気で分かりづらいものの、台北市を流れる淡水河も見晴らせるリバービューになっていました!
大きなピクチャーウィンドウは開けておくとお部屋の狭さも気になりませんし、晴れていたら外をじっくり眺めてみても楽しそうです。
できればもう少し上の階の方が綺麗に川も見えると思うので、事前に高層階のリクエストをホテルにしておくと良いですね。
入口のそばにはこちらもコンパクトにまとまった洗面台。
角が丸くなっており、それなりの大きさながら圧迫感のないデザインでした。
洗面台の下には冷蔵庫も。
ミネラルウォーターが二本用意されていました。
同じく洗面台の下にはドライヤーも。
台湾ではよく見かけるPHILIPS製のドライヤーですね。
風量は申し分なかったです。
入口ドアの裏には姿見があり、チョロっと飛び出ている取っ手を引っ張ると
クローゼットが現れました。
意外と容量はそれなりに確保されており、コートなどもしっかり収納できそう。
台北でコートが必要かは微妙なところですが……(笑)
クローゼットの下部には使い捨てタイプのスリッパも用意されています。
バスルーム&アメニティ
ベッドスペースと、入口脇にあるバスルーム・洗面台はカーテンで区切れます。
……が、洗面台のあたりはカーテンを閉めても透けて見えていました(笑)
洗面台の向かいにあるバスルームは磨りガラスのようなもので囲われています。
外観でなんとなくわかってはいましたが、中の空間はかなり手狭ですね。
手前にトイレがあり、シャワーカーテンで区切った先にシャワーブースというか、シャワースペース?
トイレ前は当然ビチャビチャになるので、個人的にはこれはけっこうストレスでした……。
まあ、そのぶんこのクラスのホテルとしては宿泊料金は安めなんですけどね。
トイレは写真では分かりづらいですが、かなりコンパクトなサイズでした。
ウォシュレットは比較的新しいホテルにしては珍しく、ウォシュレットも付いていません。
シャワースペースにはレインシャワーも付いていました。
水圧も問題なく、こちらは使い勝手についてストレスを抱えるようなことはありませんでした。
シャンプーはホテルオリジナルのものが用意されていますが、なぜかシャンプー×2本……(笑)
おそらくセットミスだと思われるので、本来はシャンプーとボディソープが用意されているのでしょう。
アメニティは英語・中国語で記載されていますが、歯ブラシ、シャワーキャップ、コットン、綿棒と、最低限のものが揃っている感じ。
必要なものがあれば持参する必要がありますね。
ちなみにパジャマ、ナイトウェアはありませんでした。
iPadであらゆる設備を操作できる!
こちらのシンプルなデスクにはこれ見よがし?にiPadが置かれていました。
実はこのiPad、とっても優秀!
客室の照明や空調の調整、ブラインドカーテンの上げ下げ、TVの操作からバスルームの照明まで、なんでもこれ一つで操作できるんです。
残念ながら日本語対応はしていないのですが、楽しくてついあれこれ弄って遊んでしまいました。
就寝時にはsleep modeで睡眠に適切な状態にまとめて設定してくれますし、普通に家に欲しいレベルでした。
citizenMのまとめ
citizenM 台北北門は、オランダ発の国際ホテルチェーン。
独創的なパブリックスペースや、セルフチェックインシステムはもちろん、ピクチャーウィンドウやiPadで照明・空調管理ができることなど、台湾の一般的なホテルとは一味違うホテルでした。
3つ星クラスのホテルとしては価格も比較的安く、十分に満足のできるコスパの高さです。
台北駅徒歩圏内ということも考えれば、客室は狭いので長期滞在は厳しいかもしれませんが、台北観光の拠点としては悪くない選択肢だと思います。
citizenM 台北北門のまとめ
- ロケーション 台北駅徒歩圏内の好立地
- サービス セルフチェックインで接点が少ない
- 日本語 オランダ発のホテルなので期待できず……
- 満足度 アクセス&部屋の使い勝手の良さがポイント
今回の宿泊費……2,350元(約9,400円)
citizenMの基本情報
住所 | 100 台北市中正區中華路一段3號 |
電話番号 | 0277414283 |
公式HP | https://www.citizenm.com/hotels/asia/taipei/taipei-north-gate-hotel |
IN・OUT | IN 14:00 / OUT 11:00 |
クレジット | VISA / Mastercard / JCB / AMEX / DINERS / 銀聯 |
ネット環境 | 館内WiFi無料 |
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