週末と有給を利用して、台北から台湾第二の都市・高雄へ一人旅をしてきました。
初日は「美しい地下鉄駅」として世界第二位に選ばれた美麗島駅・光之穹頂や、観光客に人気の六合夜市を見て回ろうと、高雄駅と美麗島駅のあいだでホテルを探すことに。
そこで見つけたのが、今回ご紹介するJÒHŌ HOTELです!
コンセプトが面白そうだなと思ったのですが、何より決め手になったのはGoogleのクチコミが4.9(5点満点)という驚異のハイスコア!
この記事では、そんな新しいながらも多くのゲストに高く評価されているJÒHŌ HOTELの行き方や館内施設、客室、こだわりの朝食などをご紹介していきます。
JÒHŌ HOTELとは
今回ボクが宿泊したJÒHŌ HOTELは、台湾きっての港町・高雄で2020年にオープンしたばかりの新しいホテル。
客室は全部で60室ほどの比較的小さなホテルでありながら、その素敵なコンセプトと、それに見合ったサービスのクオリティで高い評価を受けています。
台北で働くボクの同僚も知っていたので、台湾人のあいだでも評判になっているようですね!
JÒHŌ HOTELは、台湾に根付く「福・禄・寿・喜・財」(五福)という概念をブランドの理念としており、施設やサービスでこれらを表現することを掲げています。
ホテル名の「JÒHŌ」も、台湾語(中国語とは異なる台湾固有の言語)で「幸運を祈る」という意味の素敵な言葉。
客室は中国で古くから伝わる三つの縁起物にあやかってデザインされているそう!
福 客室タイプ……紅蝙蝠(ピンクベース)
中国唐代から伝わる天の恵みの象徴で、素敵な出会いや豊かな恵みが訪れることを願っている。
禄 客室タイプ……黄金鹿(ゴールドベース)
中国・秦代より以前から、富を運んできてくれる吉兆とされてきた黄金鹿がモチーフ。
寿 客室タイプ……神鶴(グリーンベース)
古来より長寿を象徴し崇められた神鶴がモチーフで、安全で健やかな生活への祈りが込められている。
どのお部屋も魅力的ですが、あらかじめ希望があればリクエストはできるようなので、興味があればHPで確認してみてくださいね!(日本語にも対応しています)
素晴らしいコンセプトとそれに見合った客室や施設、サービスを提供するJÒHŌ HOTELは、2021年2月現在、Googleのクチコミスコアが驚異の4.9(5点満点)となっています。
日本の高級ホテルである「帝国ホテル 東京」のスコアが4.5ですから、JÒHŌ HOTELの評価がいかに高いのかがわかりますね……。
今回、開業から間もないにも関わらず高く評価を得ているJÒHŌ HOTELに宿泊してきましたので、ここからは写真を交えて実際の様子をご紹介したいと思います。
JÒHŌ HOTELへのアクセス
JÒHŌ HOTELがあるのは高雄駅と美麗島駅のあいだ、やや高雄駅寄りといったところでしょうか。
中山一路という大通りに面しており、JÒHŌ HOTELの他にもホテルが多いので、観光客に人気のエリアですね。
駅から徒歩の場合には、美麗島駅からの方が道も歩きやすくておすすめ。
高鐵(台湾の新幹線)を利用された方は、左営駅から美麗島駅まで地下鉄で一本ですよ!
美麗島駅10番出口から地上に出て、そのまま大通りをまっすぐ7分ほど歩くとJÒHŌ HOTELが見えてきます。
上の写真中央の、一際高い建物がJÒHŌ HOTELです!
ちなみにこの写真は道路の反対側から撮影したものですが、美麗島駅10番出口から歩いて向かうとJÒHŌ HOTELも通りの同じ側になるので、目の前まで来ないと分からないかも。
チェックイン
さっそくJÒHŌ HOTELのエントランスをくぐると、すぐ目の前にロビーとフロントがあります。
ロビーは広くはないものの、センスの良いソファやインテリアが設置され、チェックインの待ち時間にも寛げるよう配慮がされていました。
チェックインは15:00からですが、その前から荷物の預かりには対応してもらえます。
ボクは10時頃に一度お邪魔したのですが、快く預かってくれましたよ!
精算はチェックインの際なので、クレジットカードで支払いを済ませます。
コロナ対策のため、14日以内に海外滞在歴は無いか、体調不良は無いかといった確認をされた上で、誓約書にサインを求められました。
スタッフの方は日本語はカタコト程度しか話せなかったものの、英語とジェスチャーを交えて懸命に説明してくれます。
対応してくれた方に限らず、サービスは丁寧よりフレンドリーに重きを置いているような印象でした。
チェックイン時にもらえるカードキーケースには、台湾元硬貨が貼り付けられていました。
「あなたにたくさんの幸せが訪れますように。」というのがJÒHŌブランドのコンセプトだそうですが、そのためか館内のいたるところに縁起の良さそうなデザインが取り入れられています。
チェックインを済ませたらさっそく客室へ。
JÒHŌ HOTELは60室程度とそれほど部屋数は多くなく、1フロアには6部屋しかないようでした。
客室フロアごとにコンセプトが分かれており、ボクは今回6階だったので「福」をテーマにしたお部屋を用意してもらったようです。
デラックスキングルーム(福)に宿泊
こちらが今回宿泊したデラックスキングルーム(約29㎡)です。
センスの良い配色も素敵ですが、何よりサイズ210×200のキングベッドがインパクト大!
正面から見るとこんな感じで、一人で使うには大きすぎるくらいのサイズです。
ほぼ正方形に見えました(笑)
ヘッドボードは薄紅色とでも言うのか、優しげな色味で気分を落ち着けてくれます。
枕元には読書灯や電話機、コンセントが集まっており、使い勝手もなかなか良い感じ!
JÒHŌ HOTELは睡眠の質にも力を入れているそうで、枕は固めと柔らかめが2つずつ用意されています。
ゲストの好みに合わせて調整できるようにという心遣いということですね。
海外旅行で言語に自信が無いと、枕が合わないことを説明するのも一苦労ですが、あらかじめどちらのタイプも用意してくれているのはありがたい。
ベッドの正面に壁掛けされたテレビは、サイズは分からないもののかなり大きめです。
日本の番組は見られなかったと思いますが、館内説明などは英語があり、YouTubeも視聴することができるようになっていました。
テレビ脇に設置されているソファは二人がけでも余裕があるくらいのサイズで、サイドテーブルもあるため、ここで寛ぎながら食事を取るのもOK。
室内にはもう一つ、こちらはかなり大きめの丸テーブルがありました。
丸テーブルなので使い勝手はどうかと思いますが、PC作業などをするには十分すぎるスペースです。
おそらくレジャー客が多いホテルなので、全体的にビジネス客向きの造りではないように感じました。
テーブルの上にはまさかのウェルカム・パイナップルケーキまで用意されています!
これは台湾でも人気がある「舊振南餅店」のパイナップルケーキで、1階ロビーでも販売されているようなので、気に入ったらここで購入することもできますね。
こちらには電気ポット、ミネラルウォーターのペットボトルが二本、コーヒーメーカーが用意されています。
デザインもお洒落で、部屋の雰囲気にも合っていました。
ミネラルウォーターとは別に、冷蔵庫内にもドリンクが用意されています。
ピーチジュースが二本と、よく見ませんでしたがレモンウォーターのボトルだったと思います。
こちらも無料で飲むことができますが、ボトルの方は持ち帰りNGみたいなので注意しないといけませんね。
客室ドアのすぐ脇にはクローゼット(扉が無いのでクローゼットという表現で良いかわかりませんが)があります。
クローゼット下に設置された金庫はPCも余裕で入るサイズでした。
スリッパもこちらに。
フワフワモコモコで履き心地抜群なスリッパは、思わず持ち帰りたくなるほど。
空調はこちらのパネルでコントロールできるようですが、冷房・暖房の切り替えはできなさそう。
高雄は台湾南部にあるので、基本暖房が必要なことは無いのでしょう。
実際、ボクも2月に宿泊したのですが、入室から翌朝までこの設定のまま過ごしても寒いとは感じませんでした。
ナイトウェアは浴衣のようなタイプで、帯で締めるようになっています。
ただ、このナイトウェアはかなり薄手なので、寝るときはともかく、室内で過ごすあいだは羽織りものがあると良いかも。
こちらは客室窓からの景色。
ボクの宿泊した部屋は隣接するビル(こちらも宿泊施設っぽかった)で眺望は遮られてしまっていたのですが、おそらくその代わりにウェルカムメッセージの看板が設置されていました。
眺望がないことにガッカリさせない工夫がすごいなと、思わずそのアイディアに感心してしまいます(笑)
カラフルバスルーム&アメニティ
客室ドアの正面にはバスルーム&トイレがあります。
こちらが中の様子。
「福」タイプの客室のテーマカラーをふんだんに使った、とても可愛らしいバスルームですね!
男一人旅には少し可愛いらしすぎるかなとも思いましたが(笑)
HPで見てみると、グリーンベースの「壽」タイプはかなりシックで大人っぽいバスルームになっていたので、男性にはそちらもおすすめです!
シャワーブースとは離れて設置されているバスタブはかなりゆとりのある大きさで、身長180cm近くあるボクでも足が伸ばせるくらい。
シャワーは水圧も弱いことはなく(強くもないが、不足は感じないくらい)、レインシャワーも付いているので快適!
タオル類は洗面台の下にまとめられています。
洗面台にある可愛らしいポーチには、歯ブラシ、クシ、カミソリ、シャワーキャップなどが入っており、このポーチは持ち帰りもOKなようでした。
シャンプー、ソープ類は衛生的な個包装のミニボトルが用意されています。
イタリア発のボタニカルアメニティのブランド「OLIVA」のアメニティで、ホテルのこだわりを感じました!
ドライヤーもホテルで良くある小さなやつではなく、パナソニックのナノイー対応のものでした。
トイレは安心のTOTO製で、もちろんウォシュレットも完備です。
ちなみにこちらのホテルでは、トイレットペーパーは水に流して問題ありません。
一昔前はトイレットペーパーを流してはいけない(近くに置かれたゴミ箱に入れる)ホテルが多かったそうですが、今は中級以上のホテルであれば、大抵の場合は流してもOKです。
館内の様子
JÒHŌ HOTELの屋上階(RF)にはジムとテラスがあるのですが、2基あるエレベーターの向かって右側しかRFにはアクセスできないようになっています。
ボクも左側のエレベーターでRFに行こうとしてダメで、そのあとにエレベーターのボタン脇にある案内(中国語・英語)に気がつきました。
宿泊者であれば誰でもアクセスして利用できるのでご安心ください!
最上階のジム&絶景テラス
エレベーターを降りると正面にはジムがあります。
ジムと言っても、ランニングマシンやバイク、ダンベルがあるだけの小さなスペースですが、宿泊料金から考えるとあるだけでもラッキーでしょう。
ジムから扉を開けて外に出ると、開放的なテラスが広がっています。
座り心地の良いソファが置かれており、ここで寛いだり、家族・友人と語らうのも良さそうです。
写真だと分かりづらいですが、それなりに広いスペースになっていて、ボクが来た時にはおじさんが太極拳の型を練習されていました。
テラスからの景色がこちら!
高雄は台北と比べて高層ビルは少ないので、かなり遠くまで見晴らすことができました!
ジム&テラスは6:30〜23:00のあいだ開放されていますが、人の少ない早朝に来てみるのが良さそう。
ハーフビュッフェの朝食は絶品!
2階にはレストランがあり、こちらで朝食も提供されています。
朝食は7:00から12:00までと営業時間は長く、メイン1品+ミニビュッフェという形式で450元(約1,600円)です。
事前に予約していなくても、お部屋付けにしてチェックアウト時に精算することも可能なので、予約無しで利用する場合は客室番号を伝えましょう。
7:00の営業開始直後だったので、レストランにはボクしかおらず、貸切状態でした。
座席は50席くらいはあるでしょうか。
客室数を考えると、休日以外は待つことなく入店できそうな気がします。
まずはスタッフの方がメインの注文を取ってくれます。
メインは豚肉料理、鶏肉料理、魚(サーモン)料理の三択で、中国語・英語のみですがメニューを見て決めさせてくれました。
メインの注文を済ませたらミニビュッフェを取りに行きましょう!
お洒落な器や盛り付けにテンションが上がり、メインがあるにも関わらず少し取りすぎました……。
ミニビュッフェと言っても品数が少ないというだけで、一品一品はどれも美味しいメニューばかり。
オーブンで温め直したバゲットは、バターと桃のジャムに付けていただきました!
お洒落な瓶詰めのサラダにはハニーマスタードのドレッシングをかけて。
台湾では良く見かけるドラゴンフルーツも!
日本ではあまり見かけませんが、さっぱりした甘味で食べやすいのでぜひご賞味ください!
メインができるまでは少し時間がかかるようで、20〜30分くらいかかると説明されました。
待っているあいだボーッと外を眺めるも、レストランは2階のため景色はいまいち。
本格的なコーヒーマシンもありました!
コーヒー好きはあれこれ試したくなる多機能っぷりで、ボクも三度おかわりを頂きました(笑)
ボクがこの日一人目のお客さんだったためか、注文から15分ほどでメインの鶏肉料理が到着!
表面はカラッと香ばしく焼き上げられながら、身はホロホロに柔らかく仕上がっており、ミニビュッフェでそこそこ満腹感はあったはずが、あっという間に完食。
これは連泊していたら他の豚肉&魚料理も試してみたかった……。
450元という価格は、街中で食べられる朝食と比べたら格段に高い(それなりのホテルであれば妥当な価格)ですが、十分以上に満足できるクオリティでした!
JÒHŌ HOTELのまとめ
台湾・高雄に2020年にオープンしたばかりのJÒHŌ HOTELは、台湾に根付く「福・禄・寿・喜・財」(五福)という概念をホテル全体で表現している素敵なホテルでした!
Googleのクチコミが4.9という驚異的な高スコアであることからも、ゲストから高く評価されていることがわかりますね。
ボク自身、高雄に来たらまたここに泊まりたいと思います!
ホテル選びで外したくない方は、高雄では間違いなくおすすめできるホテルですので、ぜひ参考にしてみてください!
JÒHŌ HOTELのまとめ ※ボクの主観での評価です
- ロケーション 駅至近ではないが、美麗島駅&夜市に徒歩圏内
- サービス フレンドリーなスタッフや洗練された客室・設備はGood!
- 朝食 価格以上の味!時間と予算が許せばぜひ食べたい
- 満足度 中級ホテルの価格でこのクオリティは素晴らしい!また泊まりたい
- 日本語 カタコト程度だったが、おもてなしの気持ちは伝わってくる
今回の宿泊費……室料 NT$3,240 + 朝食 NT$450 = NT$3,690(約13,300円)
JÒHŌ HOTELの基本情報
住所 | 80049 高雄市新興區中山一路306號 |
電話番号 | + 886-7-235-5188 |
公式HP | https://www.johohotel.com/ |
IN・OUT | IN 15:00 / OUT 12:00 |
クレジット | VISA / Mastercard / JCB / 銀聯カード |
ネット環境 | 客室内WiFi無料 |
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