今回の記事では、台湾の新幹線である高鉄・台南駅から、在来線にあたる台鉄・台南駅や台南市街地への移動方法を紹介していきます。
主な移動方法は台鉄沙崙線、タクシー、バスの三択ですが、ボクが実際に台南旅行に行ったときの経験からすると、台鉄沙崙線が最も使い勝手が良かったです。
利用方法が簡単で、旅行者にも優しい選択肢!
実際の移動方法の詳細や、それぞれのメリット・デメリットなどもまとめていますので、台南観光に行かれる方は参考にしていただければ嬉しいです!
台南駅はふたつある?台鉄と高鉄の違い
台湾を旅行する人が戸惑いがちなのが「台鉄」と「高鉄」という二つの鉄道の違い。
台湾は国土の大部分を台鉄と高鉄が網羅しており、どちらかを使えば確実に主要都市間を移動することができます。
では、両者にどのような違いがあるのかと言うと、ざっくり言ってしまえば台鉄=在来線、高鉄=新幹線というイメージ。
1940年代から運営している台鉄(台湾鉄路管理局)が従来は台湾の主要な中・長距離移動手段でしたが、2007年の高鉄(台湾高速鉄道)の開業後は、台鉄は短・中距離、高鉄は長距離と使い分けられるようになっています。
ボクも台湾に移住するまでよく分かっていませんでした……(笑)
ちなみに台鉄でも長距離移動は可能ではあります。
ただし、例えば台北市・南港駅から高雄市・左営駅までの区間、台鉄で最も速い特急・自強号では所要時間が4時間近いところ、高鉄であればわずか1時間半で済むのですから、ほとんどの人は長距離移動には高鉄を利用しているのが実情ですね。
旅行者であればなおさら移動に時間をかけるのが惜しまれますし、台北から他の主要都市(台中・台南・高雄など)へ移動する際には高鉄を使うのがおすすめ。
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高鉄と台鉄の台南駅は離れているので注意!
ただし、高鉄を使うにあたり注意しなければならないことが!
高鉄の駅はその特性上、市街中心部から離れた場所に駅が設置されていることが多く、高鉄駅に着いてから市街まで移動する必要があるのです。
もちろん距離感は駅によっても違いますが、台南に関しては、郊外の高鉄・台南駅から市街中心部にある台鉄・台南駅まで10km以上も離れています。
高鉄を使う場合、市街地までの移動時間も旅行計画に組み込んでおかないと、思わぬタイムロスに慌ててしまうことにもなりかねませんね……。
高鉄台南駅から台南市街へ移動するには
高鉄台南駅から台鉄台南駅、台南市街へ移動する主な手段としては、①台鉄沙崙線(在来線)、②タクシー、③バスの3パターンがあります。
高鉄で台南に着いてからなるべく早く市街に移動できれば、そのぶん台南観光に使える時間も増えますが、コストとの兼ね合いもあるでしょうから、自分にあった選択肢を選びたいですね。
と言うことで、それぞれの利用方法とメリットやデメリットをご紹介していきます!
台鉄沙崙線(在来線)で台南市街へ移動
旅行者にとって一番簡単なのは、台鉄沙崙線(在来線)に乗って台鉄台南駅に移動するパターンでしょう。
メリットとしては、台鉄台南駅まで5駅で約25分とそれほど時間がかからないこと、所要時間が大きくぶれないので予定が立てやすいこと、乗り換えがなく旅行者にも使いやすいことが挙げられます。
一方で、デメリットと言うわけではありませんが、必然的にゴールは台鉄台南駅となるので、そこから目的地への移動手段も考えておく必要はありますね。
なお、台鉄沙崙線を使うためには高鉄台南駅から駅構内直通の沙崙駅に移動することになります。
上の写真の高鉄台南駅改札(2階)を出たら……
左を向くと、台鉄沙崙駅への連絡通路が伸びています。
一本道なので迷う心配はありませんよ!
真っ直ぐ行った先に台鉄の改札口があります。
切符もここで購入できますし、もし台湾の交通ICカード(悠遊カードなど)があれば使うことも可能。
悠遊カードは空港はもちろん、どこのコンビニでもたいてい販売されていますので、移動が電車・バスメインになる人は購入しておくと便利だと思います。
ちなみに台鉄沙崙駅は高鉄台南駅の2階直通とは言いましたが、もちろん外からも入ることができます。
タクシーで台南市街へ移動
タクシーを利用する場合、高鉄台南駅の改札を出たらすぐ目の前のエスカレーターで1階に降りましょう。
1階にはコンビニや飲食店、カフェなどがあるので、ここで一休憩するのもありかも!
タクシー乗り場はエスカレーターを降りて右手にある出口3の方向です。
出口3から真っすぐ進むとタクシーが待機していますので、近寄ればドライバーさんが迎えてくれます。
タクシーを使うことのメリットは、やはり目的地までダイレクトで行くことができる点でしょう。
代わりにコストが高くつく(日本と比べれば安いですが)こと、ドライバーさんとのコミュニケーション必須であることがデメリットになりますね。
日本語・英語はほとんどの場合は通じませんが、地図アプリなどで住所を示せば理解してもらえるので難しくはありません。
バスで台南市街へ移動
最後にご紹介するのはバスでの移動!
高鉄台南駅1階の出口2(タクシー乗り場の出口3と反対側)から外に出ると、すぐに乗り場が広がっています。
高鉄台南駅から乗車できるバスの路線は以下の通り。
路線 | 主な停車場所 |
---|---|
H31 | 奇美博物館・台南空港・台南市政府 |
H62 | 関廟・奇美病院 |
紅3 | 奇美博物館・台南空港・台鉄台南駅 |
紅14 | 長栄大学 |
緑16 | 新化 |
8042 | 實踐大學高雄校 |
路線の数が多いので戸惑いそうですが、基本は高鉄利用者は無料で乗車できるH31のシャトルバスを使うのが正解。
紅3の市バスでも台南市街に行くことができるものの、それ以外の路線は他の方面に行ってしまうため、旅行者が利用することはないと思います。
メリットはやはり無料で台南市街まで移動できることに尽きます。
高鉄利用者は無料という条件ですが、ほとんどの人が該当するはず!
デメリットは、乗車場所や乗車方法が他の選択肢(在来線・タクシー)より分かりづらい、旅行シーズンは混雑する、時間がかかるという点でしょう。
路線図の詳細(一部英語ですが…)は、高鉄HPで確認してみてくださいね!
高鉄台南駅から台南市街への移動方法まとめ
今回は、高鉄(≒台湾の新幹線)の台南駅から台南市街地までの移動方法をご紹介しました。
ボクも台南観光は高鉄を利用して行って来たのですが、在来線、タクシー、無料のシャトルバスという選択肢の中では在来線である台湾鉄道・沙崙線が最もおすすめできると思いました。
タクシーは目的地(例えば宿泊先や最初に行きたい観光スポット)に最速で直行できるのがメリットですが、いくら日本より安いとは言え、他の選択肢と比べれば費用は高くなります。
少なくとも500元(約1,900円)程度は見ておいた方が良いかと……
高鉄利用者であれば無料で使えるシャトルバスは、最も費用を抑えられる(というかタダ)ものの、時間がかかる上、旅行者には乗車場所や乗車方法も難易度はやや高め。
在来線であれば費用・時間・難易度のいずれもちょうど良い選択肢で、誰でもスムーズに台南市街地への移動が可能でしょう。
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