【安平古堡】台南・安平に残るオランダ人に築かれた王城|展望台からの眺望が素晴らしい台湾初の城堡跡へ

台南の古都・台南で初めて築かれた西洋式の城塞跡「安平古堡」に行ってきました。

オランダ統治時代にはゼーランディア城と呼ばれた安平古堡は、鄭成功政権、中国清朝、日本に統治され、役割を少しずつ変えながらも、現代までその遺構が守られています。

台南の定番観光スポットでもあり、安平古堡のシンボルである展望台からは眺望も楽しめることで知られていますね。

モッシュ

この記事では、そんな安平古堡の基本情報や営業時間、料金、見どころなどをご紹介していきます!

台南のおすすめ寺院・歴史スポット紹介記事はこちら↓↓↓

目次

安平古堡とは

安平古堡とは、1624年にオランダ人によって築かれた台湾初の城堡です。

17世紀初頭、アジア貿易の拠点を求めていたオランダ東貿易会社は台湾に進出し、当時の中国明朝と衝突の末、澎湖の拠点を放棄する代わりに台湾の統治を認められました。

進出して最初に築かれたのが安平古堡で、当時は「奧倫治城(Fort Orange)」と呼ばれた簡易な城でしたが、その後も徐々に拡大され、1627年には「熱蘭遮城(ゼーランディア城)」と改名。

ゼーランディア城は、プロヴィンティア城と並び、当時のオランダ人による台湾支配の根拠地となりました。

中国明朝が崩壊した後の1662年、明の遺臣・鄭成功は台湾に拠点を確立するべくオランダ人勢力を攻撃を仕掛け、これを駆逐することに成功します。

鄭成功はゼーランディア城を「安平鎮」へと改名、その後の鄭氏政権三代における王城とされました。

しかし、明朝の後を継いだ清朝による統治が始まり、安平に億歳金城が築かれると、その重要性は低下して徐々に荒廃。

モッシュ

1868年にイギリス軍艦による砲撃で甚大な被害を被り、ついに廃墟に……。

日本統治時代になって再整備され、日本式の宿舎などが築かれるに至り、オランダ統治時代の城塞は完全に消滅してしまいました。(一部城壁等は現在も残っている)

その後、第二次世界大戦が集結して台湾に国民党政権が確立すると、改めて「安平古堡」と名付けられ、観光客にも開放されるようになっています。

安平古堡のクチコミ

歴史に親しむ
16〜7世紀の台湾をめぐる、ポルトガル、オランダ、中国(明や清)、日本などの国際関係について学ぶことができます。台南のなかで、時間がゆったり流れているように感じました。

TripAdvisorより引用

オランダの城跡、台湾の事実上の歴史の始まりの地
オランダがこの地に城を立て貿易を始めた地です。
昔はこの辺りまで海だったようです。中に入ればその歴史を知ることができます。
中国語のため、展示物や漢字から類推するしかありませんが、それでもなんとなくわかるかな。。。
1階ではビデオが流されており、中国語と英語での歴史の解説が交互に流れているようです。
10分程度のビデオですが、英語はゆっくり話してくれるのでわかりやすかったです。
展望台からの眺めも良いですね。

市街からは離れているのでバスかタクシーで行くと良いでしょう。

TripAdvisorより引用

安平古堡は台湾で最初の城塞ということもあり、その歴史に触れることを目的とした方が多いようでした。

安平古堡の他のクチコミはTripAdvisorでチェックしてみてくださいね!

安平古堡へのアクセスはタクシーがおすすめ

安平古堡は台鉄・台南駅から約6kmと、少し離れた安平エリアにあります。

そのため基本はバスかタクシーを使うことになりますが、安平古堡まで行くバスは本数が少ないためタクシーがおすすめ。

台南駅前にはロータリーがあるのですぐ捕まえることができますし、20分前後で安平古堡まで行くことができます。

安平古堡への道のり

安平古堡へバスで行くには

安平古堡へバスで行く場合、台南駅前ロータリーから市バス2番に乗り、「安平古堡」のバス停で下車しましょう。

乗車時間は40分程度ですが、バス停は安平古堡入り口の裏側にあるので少し歩くことになります。

安平古堡へツアーで行くには

安平古堡は台南の歴史的にも重要なスポットということもあり、台南観光ツアーにはたいてい組み込まれている人気観光地です。

ツアー・アクティビティ予約サイトのKKdayでは安平古堡を含む日帰り台南ツアーや貸切チャータープランがあるので、定番スポットを効率よく回りたい方は検討してみても良いかも!

モッシュ

台南は観光地があちこちに点在しているので、一人旅好きであれば貸切チャーターがおすすめ!

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安平古堡の営業時間・料金・所要時間

安平古堡のチケットブース

安平古堡の2020年11月時点での営業時間は8:30〜17:30でした。

また、入場料として大人は50元(約190円)、学生は25元(約95円)がかかります。(6歳未満であれば無料)

安平古堡の入り口にチケットオフィスがありますので、まずはそちらでチケットを購入しましょう。

モッシュ

敷地内はそれなりに広く、博物館やショップまでじっくり見ようと思えば所要時間は1時間程度見ておくのが良いと思います!

安平古堡の見どころ

安平古堡の地図

安平古堡は築城から400年近く経過しており、その間に支配者が何度も入れ替わりました。

そのため各時代の遺構が敷地内のあちこちに点在していて、しっかり見て回ろうと思うと意外と歩くことになります。

入り口では日本語版パンフレットもあるので、もらっておくとスムーズに見学できますよ!

安平古堡

安平古堡のシンボルでもある展望台は入り口のあたりからも見ることができます。

煉瓦造りの部分が目立ち、どことなく西洋の雰囲気を感じさせますね。

モッシュ

それでは、ここからは安平古堡の見どころをご紹介していきたいと思います!

古堡石碑

安平古堡の石碑

大きく「安平古堡」と刻み込まれた古堡石碑は、当初は日本人の浜田弥兵衛を讃える碑文が刻まれていたそうです。

1628年に浜田がオランダ人に対し、関税撤廃の要求をした功績を讃えるものだったそうですが、第二次世界大戦後、当時の台南市長によって彫り直されることになったのだとか。

今では観光客の絶好の写真撮影スポットになっていました。

安平古堡・史料記念館

安平古堡・史料記念館

展望台の足元にあるのは史料記念館です。

安平古堡・史料記念館

記念館の外には、台湾が本格的に開拓されるきっかけを作った鄭成功の胸像がありました。

台湾の中でも台南では特に鄭成功を讃える像や絵画をよく見かけます。

この安平古堡自体も彼が台湾に政権を打ち立てた後の根拠地だったので、そりゃ胸像の一つくらいありますよね。

安平古堡・史料記念館

史料館に入るといきなりショップ。

あれ、史料は……?と思いつつ、どんな品揃えなのか何気なく商品を見ていると……。

安平古堡・史料記念館

「成功啤酒(成功ビール)」なるものがありました(笑)

たしかに縁起の良いお名前ですが、商品化までされているとはさすがですね……!

ちなみに肝心の史料ですが、ショップの先に小さな展示室があり、中国語だけでなく日本語での説明文もありました。

モッシュ

ただし、その歴史の割には史料の量や希少性という点ではあまり見どころがなかったように思います。

安平古堡・展望台

安平古堡・展望台

こちらは安平古堡のシンボル・展望台の入り口です。

実はこの展望台、日本統治時代の1945年に作られたもので、周囲の史跡と比べると新しい建造物。

元々は周辺の監視を目的に建設されましたが、戦後の1975年に展望台が増設され、観光客にも開放されるようになりました。

安平古堡・展望台

内部は螺旋階段で展望台まで繋がっており、自由に登ることができます。

安平古堡・展望台

階段の手すりにはハート型の南京錠がたくさんあって、ここを訪れた恋人たちのメッセージが付いていました。

モッシュ

この文化って日本だけではなかったんですね(笑)

安平古堡・展望台からの景色

こちらが展望台からの景色!

展望台はそれほど高さはありませんが、そもそも高い建物の少ない台南では、かなり遠くまで見晴らすことができます。

遠くにちらほら高層ビルが見えているあたりが台南の中心地なので、安平が市街地から離れた場所であることがわかりますね。

安平古堡・展望台からの景色

反対側はこのような感じ!

この日はあいにくの曇り空だったのですが、晴れていればかなり良い眺めなのではないでしょうか!

これだけ素敵な景色を望める展望台ですが、比較的新しい施設ということもあり、国定一級古蹟に指定されている「安平古堡」の保護対象ではないそうです。

モッシュ

シンボルなのに、保護対象外というのもかわいそうですね……。

安平古堡・古砲

安平古堡・古砲

史料館の周りには古い大砲が設置されています。

これらの大砲は作り物ではなく、清朝時代に台湾で鋳造された本物の大砲。

とは言っても始めから安平古堡に設置されていたわけではなく、1930年、当時台湾を統治していた日本が台湾文化300年を記念して安平古堡を再建し、古い大砲を他の場所から観賞用に持ってきたそうです。

モッシュ

城塞としての雰囲気があってカッコいい!

台湾城(ゼーランディア城)史跡

台湾城史跡

史料館の向かいのスペースには、オランダ人が築いたゼーランディア城時代の城壁が残っていました。

外郭南部にあたるこの城壁は比較的保存状態も良く、長い年月を経て色あせてはいますが、しっかりとそびえ立っています。

モッシュ

ところどころガジュマルの枝が取り付いており、時代を感じさせますね。

台湾城史跡

古い城壁には当時の建築手法が使われているのが見て取れるそうです。

ゼーランディア城の建設当時はセメントが存在しなかったため、煉瓦の継ぎ目は砂糖水、もち米の汁、牡蠣の殻灰や砂を混ぜ合わせたもので代用していたのだそう。

台湾城史跡

城壁の裏側では、まだ発掘途中と思われる遺構も見受けられました。

地中にはかつての遺構がまだ隠されていると思うと、なんだかロマンがありますね。

熱蘭遮城(ゼーランディア城)博物館

ゼーランディア城博物館

安平古堡の入り口から正面には熱蘭遮城(ゼーランディア城)博物館があります。

あいにく内部の写真は取り損ねてしまいましたが、当時の貴重な史料やその歴史を説明する展示がされていました。

モッシュ

歴史好きな方であれば、ぜひチェックしてみてください!

この博物館の建物自体、1882年頃に建設された歴史あるもので、当時は外国との通商や税関としての役割を果たしていたそうです。

ゼーランディア城博物館

博物館の脇には台南の名所をあしらったポストカードの自動販売機が!

台湾ではそもそも自動販売機をあまり見かけないので、ポストカードの自販機に二重の意味で驚きました。

モッシュ

しかも中身は安平古堡以外の写真が多め……(笑)

安平古堡のまとめ

安平古堡のチケット

「安平古堡」は、オランダ、鄭成功政権、中国清朝、日本と様々な国の統治時代を乗り越えた波乱万丈の歴史を持つ城塞跡で、台南観光でも定番の人気スポットです。

オランダ統治時代の遺構や、展示されている史料も興味深いものですが、日本統治時代に建てられた展望台からの景色も必見!

高い建物の少ない台南ではかなり遠くまで見晴らすことができるので、特に天気が良い日には素晴らしい眺望が楽しめると思います。

モッシュ

皆さんも台南観光に訪れた際には、ぜひ安平古堡にも足を運んでみてくださいね!

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安平古堡のまとめ ※ボクの主観での評価です

  • ロケーション  台南中心地から遠いが、眺望はGood!
  • 一人でも楽しめる?  団体客も多いものの、歴史スポットなので気にならない
  • 満足度  日本にも縁のある貴重な城塞跡は一見の価値あり!
  • 日本語  通じないが、日本語パンフレットあり

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