最近注目度が急上昇している台湾の観光スポットと言えば、なんといっても「侯硐(ホウトン)」でしょう!
米CNNで「世界6大猫スポット」に選ばれたことで、欧米をはじめとした世界中の観光客にも評判となり、にわかに訪れる人が増えている台湾の猫村です。
日本ではまだそれほど有名ではないですが、今後はツアーなどに組み込まれることも多くなりそうですね。
今回はそんな猫好きにはたまらない侯硐へ、十分観光のついでに行ってみました。
ただの猫アルバム要素強めです(笑)
十分から侯硐へのアクセス
ボクは台北 → 瑞芳(乗り換え) → 十分 → 侯硐の順番で回ったので、この記事では十分を起点にご紹介したいと思います。
ちなみに十分と言えば天燈(ランタン)上げが日本人に人気ですが、台湾最大の滝「十分瀑布」など、他にも見どころがたくさんあります
十分の魅力たっぷりなフォトジェニックスポットは以下の記事で紹介!↓↓↓
十分駅から猫村のある侯硐駅までは、台湾鉄道のローカル線である「平渓線」に乗っていくことになります。
切符を購入もしくはICカードで乗車することができますが、改札がないのでホームに入場する際には注意が必要。
切符を購入して乗車する場合、ホームに出る前にまず駅員さんにチェックしてもらいましょう。
ホームへの入り口近くに待機しているので、切符を見せれば言葉が通じなくても意図は察してもらえます。
ICカードで乗車する場合、上の写真右端にある水色の機械が改札代わりになっているので、タッチしてから入場すればOK。
侯硐に行く列車は1月台(1番乗り場)の、駅舎側から見て右側に停まります。
猫村へ行く前に猫と遭遇!
ホームで優雅に寝ているけど、ここうるさくないかな……(笑)
そうこうしているうちに列車も到着。
平渓線に揺られること約20分。
侯硐に到着です!
ちなみに台湾観光の定番「九份」へ台鉄 + バス or タクシーで行く場合の拠点になる「瑞芳(Ruifang)」からは、平渓線に乗って1駅です。
瑞芳側から見ると十分より侯硐の方が近いので、十分までは行く時間がない方でも、侯硐での猫村散策はできるかもしれませんね。
猫村への行き方
まずはホームから駅舎へ行きましょう。
猫の形を模したと思われる特徴的な外観をしています。
シュールな(というかちょっと恐い…)絵面の看板がお出迎え。
駅舎から外を眺めて見ると……。
台湾の猫村で始めに見つけた動物は、なんと犬になるという珍事。
台湾では犬が放し飼いになっていることが多く、ここ侯硐でも例に漏れず、駅前を大きめの犬が数匹歩き回っていました。
ちなみに駅舎を中心にすると、こちら側は猫村とは反対になります。
お土産屋さんや飲食店が集まっていて賑やかですが、まずは反対側を目指しましょう。
駅舎には猫村の散策マップが掲げてありましたが、イラストなので正直分かりづらいかもしれません。
ボクが散策してみての感覚で、だいたい上の図のような猫の分布だったように思います。
猫村は駅舎の左側(赤枠)で、そちらにはどこを歩いても猫がいるという感じ。
駅舎の反対側はかつての炭坑の廃墟が残るエリアですが、そちらはほとんど猫はいませんでした。
猫村側へ行くには駅舎から地上に降りてはいけません。
この猫橋が猫村まで繋がっているので、こちらを渡りましょう。
猫橋の中も猫が遊んだりくつろいだりできるように整備されていました。
この橋を渡り切ると、いよいよ猫村に到着です!
侯硐猫村の様子
ここからは、侯硐の猫村で出会った猫たちをひたすらご紹介していきます。
種類も大きさもバラバラな猫たちが自然な表情を見せてくれるのは、猫カフェなどではなかなか体験できないこと。
猫好きな方たちには間違いなく楽しめるスポットでした!
侯硐で出会った猫たち
最初に出会った猫がこちら!
ちょっとした撮影スポットとして賑わっていましたが、注意書きにあるように触ったりはしないようにしましょうね。
暴れ回るちびっ子を見てフリーズする猫。
明らかに営業の邪魔になる場所に座り込む猫。
近距離にカメラが来ても微動だにしない猫。
猫村側は少し高台になっているため、駅舎を見下ろすような形になります。
見つけたカエルに興味津々の猫。
やたらと人の足に絡みついてくる猫。
顔を掻くか迷って……。
けっきょく掻く猫。
お尻が落っこちそうになっている猫。
お尻が落っこちそうになっている猫②。
猫カフェがおすすめでない理由
猫村の中でも一番高台になっているエリアに猫カフェがあります。
イラストやマスコットがいて、場所は分かりやすいと思います。
階段を登ると猫カフェが立ち並ぶ通りに出ることができます。
侯硐と言えば猫カフェもセットでおすすめされていることが多いですが、個人的にはあまりおすすめはしません。
その理由は以下の通り。
- ほとんどの猫カフェは混雑している(時間を多く取られてしまう)
- カフェ内の猫が人の数に対して少なすぎる(外の方が猫は多い)
- お客さんの大半がカップルか子ども連れ(一人旅では辛い……)
あくまでボク個人の意見ではありますが、猫と戯れたい、猫の写真を撮りたいというのが目的の場合には外を散策している方がチャンスが多いと思います。
侯硐で出会った猫たち Part 2
ここからはまたひたすら侯硐で出会った猫を紹介していきます!
この子は一点を見つめているかと思いきや……
突然の土嚢カリカリ!
もしかしたら引っ掻きたくてウズウズしていたのかもしれないですね。
こちらの猫は仲間がカップルにチヤホヤされているのが羨ましいのか、どことなく哀愁が漂っている気がしますね。
こちらに気づいて振り向いてもこの表情。
ちょっとやんちゃそうなこの子。
いたずらしようとしていて見つかったみたい。
侯硐では子猫も何匹か見かけました。
特にこの子は人懐っこくて大人気。
手を差し出されるとすぐに近寄って来てくれました!
ちょっとシャイで人馴れしていない猫もいたり。
数十匹もいると、猫によって色々と性格の違いがわかるのも面白いかも。
駅舎に戻る途中には、人間と一緒に猫橋を渡る猫も。
侯硐駅の反対側にも猫
猫村はそれほど広くはないため、30分もあれば一通り散策することができると思います。
今度は侯硐駅の反対側も覗いてみることに。
上の写真は侯硐駅舎を猫村とは反対側から撮ったもので、駅としてはどちらかというとこちらがメイン側のようでした。
いちおうこちら側にも猫がちらほらいたものの、駅前をウロついている犬と同じくらいの数でした。
右端に座っている猫、石畳の上にその座り方は痛いだろ……。
ローカル感の漂う飲食店はハードルが高そうでしたが、お土産屋さんは入りやすい雰囲気なので寄っていっても良いですね。
猫をかたどったパイナップルケーキもあったりして、侯硐に来た思い出になりそうでした!
トロッコがおすすめでない理由
今でこそ「台湾の猫村」として人気の侯硐ですが、元々は炭坑の町として栄えていたのだとか。
猫村とは反対側のエリアには、かつての繁栄の名残りでもある坑道を、トロッコに乗って見学できるアクティビティがあります。
ただし、このトロッコは以下の理由からあまりおすすめはできません。
- 遊園地の子ども向けアトラクションのような感じで大人向きではない
- 中国語のアナウンスのみ
- 猫カフェ同様、一人旅での参加は厳しい……(メンタル的に)
探検チックで男の子連れのファミリーには楽しめるでしょうが、大人だけで乗っているのはほとんど見かけませんでした。
ただし、周辺に残る炭坑の跡などは見応えがあると思うので、ちょっと覗いていくのはいいかも!
侯硐から九份への行き方
九份は台湾鉄道の駅が近くに無いので、どのルートで行ってもけっきょく車(バス or タクシー)を使うことになります。
侯硐から列車を使おうとすると、平渓線で侯硐→瑞芳、瑞芳からバス or タクシーとなりますが、瑞芳は侯硐から見ると九份と逆方向。
つまり遠回りになってしまうため、時間のロスが大きいルートになってしまいます。
よって、時間を短縮したいのであればタクシーを利用するのがおすすめ。
九份までは列車を使った場合の半分、約15分で行くことができます。
駅舎の前で待っていれば稀にタクシーが通るものの、台数は少ない様子でしたので、上の写真で丸をしてある観光案内所に相談するとタクシーを呼んでもらうことができますよ。
タクシーを迎車するとメーターではなく定額制になり、ボクの場合は300元(約1,050円)と言われました。
列車 + バスよりだいぶ高くなりますが、この辺りは時間を取るか、お金を取るかで判断すると良いですね。
まとめ
自然豊かな村で猫がのびのびと暮らしている様子を見ることができる、猫好きにはたまらないスポット「侯硐」はいかがだったでしょうか?
台北からは日帰りで訪れることができ、沿線には天燈(ランタン)上げで有名な「十分」、千と千尋の神隠しのモデルとも言われる「九份」など、見どころが多いので、周遊プランもおすすめです!
今回ボクは一人で侯硐を訪れましたが、グループで行く場合には十分・九份と猫村をセットで周遊できるツアーを利用するのも良いと思います。
以上、CNNも認めた台湾の猫村「侯硐」の紹介でした!
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