台湾旅行で最近知名度が上がってきている「十分」ですが、多くの方は天燈(ランタン)上げを体験しただけで帰ってしまうと思います。
しかし、台湾人から言わせるとそれはとてももったいないこと!
台湾人同僚に「十分に行ってきた」と言うと、かなりの確率で「ああ、あの滝があるところね!」と返ってくるくらい、台湾では有名な滝「十分瀑布」があるのです。
今回はそんな観光客には見逃されがちな穴場スポットに歩いて行ってきたので、行き方や注意点をシェアさせていただきます。
十分瀑布へのアクセス
十分駅から十分瀑布までは、徒歩で約30分の距離。
十分駅からの主な交通手段としては、①徒歩、②タクシー、③レンタルバイクの3つがあります。
時間・体力がある方は徒歩、ない方はタクシーがおすすめ。
十分瀑布へ徒歩での行き方
十分駅から十分老街まで
十分駅舎を出ると右手に線路があり、その線路に沿って飲食店やお土産屋が連なる「十分老街」があります。
まずはその十分老街に沿って、ひたすらまっすぐ歩きましょう。
十分駅舎の向かいには、ランタンと並んで十分観光の定番である「静安吊橋」があります。
十分には天燈(ランタン)上げの他にも、フォトジェニックなスポットがいくつもありますので、時間がある人はそちらを巡るのもおすすめ!
こちらが十分老街ですが、まだ午前9時頃ということもあってほとんどのお店はクローズしていました。
十分老街が途切れるあたりで、線路の右側と左側(駅舎側)で道が別れてしまいますが、どちらを行っても問題ありません。
所要時間もさほど変わりませんし、また合流することになります。
ボクは駅舎から出てひたすらまっすぐの左側ルートを選択。
十分老街を抜けてからビジターセンターまで
十分老街を抜けた後もひたすらまっすぐ進みます。
途中ほとんど何もないので不安になりますが、上を高架が走っていれば方向は間違いありません。
十分駅からまっすぐ進んで10分前後すると、T字路に出ます。
ここではややこしいことに、「←十分瀑布」という看板と、「十分瀑布公園→」という看板が出ていました。
左に行く看板はどうやら飲食店か何かのもののようで、正解は十分瀑布公園へ向かう右の道なのでご注意ください。
そのまま道に沿って進むと逆Y字の道に出ます。
線路をまたぐことになるので、ここで十分老街の右側から続く道と合流することになります。
上の写真中央のハートを目印に、左へ曲がってください。
ここからは「十分風景区」に入り、さらに自然が多いエリアへと入って行きますが、お手洗いはこの先何度かありましたのでご安心を。
一本道はやや上り坂でしたが、それほど傾斜もきつくないので登りやすいです。
橋を渡りきった先にはビジターセンターが見えてきます。
こちらがビジターセンター、思っていたより立派な建物でした。
ここにはお手洗いや……
カフェもあり、十分瀑布への遊歩道に入る前に一休みしてもいいですね。
ちなみにここも朝10時前にはオープンしていなかったように思います。
カフェでは有料(大:100NTD 約370円・小:50NTD 約185円)で荷物も預かってくれるようです。
ビジターセンターの脇から続く下りの階段を降りると、十分瀑布までの遊歩道に入って行きます。
遊歩道から十分瀑布まで
ビジターセンター脇の階段を降りると、「四廣潭橋」という吊橋があります。
なかなか長い吊橋で高所恐怖症の方にはハードルが高いかもしれませんね。
景色も良いですし、十分駅前の静安吊橋よりは頑丈そうに見えたので、安心して渡ってください!
橋を渡りきったら、右手にある階段を降りて、道なりに進みます。
しばらくすると、また吊橋……。
今度は階段を登ります。
吊橋の左手にはやや大きめの滝が!
これが「十分瀑布」なのかと思いましたが、落差10mもありませんし、他の観光客もスルーしていたので違うと判断。
気を取り直して、二つ目の吊り橋である「観瀑昂橋」を渡ります。
吊り橋と並行して線路が走っており、タイミングが良ければ(悪ければ?)真横を列車が通過することもあるよう。
吊り橋を渡り切ったら階段を降ります。
もともと石炭業が営まれていたのか、石炭が積まれたトロッコのディスプレイがありました。
十分のある新北市が管理していることもあり、子供の遊び場のようなスペースも整備された公園になっています。
お土産屋や串焼きなどの屋台を横目に、公園の奥へと進んでいくと……。
十分瀑布が見えてきます!
十分駅からここまで、特に寄り道せず30分弱で到着です。
十分瀑布を鑑賞
見てください!この大迫力を!
「十分瀑布」は落差約20m、幅約40mと、カーテン型としては台湾で最大の滝。
実は滝上部をコンクリートで補修し、水量を調整してあるそうです。
それにしても凄まじい水量と迫力です!
滝壺も滝に合わせてラージサイズ。
高さ20m以上あるのに、上まで水しぶきが届いていました。
観瀑台は何層かになっており、いろいろな角度で滝を見ることができます。
近いとやはり迫力は段違い。
高いところで見ると、40mもある幅がよくわかりますね。
鑑賞ルートもおすすめ
さらに奥に進むと、滝の鑑賞ルートも整備されていました。
上の地図だと、左側から来ることになります。
鑑賞ルートは滝からの距離は離れてしまいますが、滝の正面から鑑賞することができます。
階段が多いものの、滝の違った表情を楽しめる鑑賞ルートもぜひ利用してみてください!
まとめ&注意点
今回は十分駅から十分瀑布まで歩いて行きましたが、特に中間地点のビジターセンターから十分瀑布まではアップダウンが多く、運動不足のボクにはまあまあきつかったです……。
とはいえ、台湾の自然を間近に感じられるのも確か!
時間と体力がある方は、ぜひ徒歩で台湾最大の滝「十分瀑布」にチャレンジしてみてくださいね!
十分瀑布のまとめ ※ボクの主観での評価です
- ロケーション 駅からは歩くが、道のりも楽しむのが正解!
- 満足度 プチ秘境感のある台湾最大の滝は見ごたえあり
- 一人でも楽しめる? ファミリー多めだが、気にはならない
- 日本語 特に英語・中国語が必要なシーンは無し
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