台湾旅行の定番グルメ 小籠包で一番有名なのはやっぱり「鼎泰豊(ディンタイフォン)」ですよね。
日本人はもちろん、台湾人も認める名店ではあるのですが、そのぶんお値段は高めで行列に並ぶこともしばしば……。
ボクも先日、鼎泰豊 101店に行きましたが、ディズニーランドも真っ青の160分待ちでした……。
そこで今回は、安くて美味いのに穴場な小籠包屋さん「冠京華」に行ってみました。
あまりガイドブックなどでは紹介されないお店ですが、実は冠京華の店主は鼎泰豊で修行した経験があるのだそう!
美味しい小籠包にも納得の理由ですね。
この記事では、冠京華のアクセスや店内の様子、注文方法から絶品小籠包までを紹介していきます。
冠京華へのアクセス
南京東路四段133巷沿いにある冠京華は、台北MRT(地下鉄)「台北小巨蛋」駅の4番 or 5番出口から徒歩3分程度のところにあります。
4番出口、5番出口はそれぞれ大通りを挟んだ反対側にありますが、どちらからが早く着けるかは信号しだい。
ボクは4番出口から地上に上がりました。
台北小巨蛋(台北アリーナ)周辺は観光スポットこそ少ないですが、デパートやレストランが多く、買い物や食事には便利なエリアですね。
この日も雨が降っていましたが、それなりに多くの人が行き交う賑やかな様子でした。
南京東路四段の大通りから小道(133巷)に入るとすぐに冠京華の看板が左側に見えてきます。
上の写真は大通りとは反対側から133巷を歩いて来た時のもの。
冠京華は飲食店とチェーンのドラッグストア「屈臣氏」に挟まれていて、店構えもそれほど目立ちません。
小道に入ってすぐのところなので、ボーッと歩いていると見落としてしまいがちなので気をつけましょう。
ボクも一度通り過ぎてしまい、来た道を引き返す羽目に(笑)
店内の様子
こちらが冠京華の店内の様子。
10卓ほどのテーブルがあるだけで、それほど広くはありませんね。
今回は午前10時半頃の訪問ということもあって入店一番乗り!
お店の入り口に行くと店員さんが「好きな席に着きな」と、手振りで招き入れてくれました。
なお、冠京華は月曜日が定休ですが、それ以外の日は朝9時と早い時間から開店しています。
年季の入ったローカル食堂といった風情ですが、清掃が行き届いているのか、ゴミ一つ落ちていない清潔さ。
夜市などでは衛生面が気になるという人でも、ここは安心できる水準ではないかと思います。
テーブルにはお箸やティッシュの他に、小籠包には欠かせない醤油とお酢のセットが常備。
壁には小さな扇風機が掛けられていますが、これ、夏の暑い時期には気休めにしかならなそう……。
メニューと注文方法
冠京華はすべてのテーブルにメニュー(日本語有り)が置かれていました。
台湾の飲食店は入り口で注文して席に着くパターンが多いですが、言葉の問題もあって、個人的にはけっこうプレッシャーを感じたりします。
ここでは落ち着いて食べたいものを選べるので気が楽ですね。
注文をこちらの伝票に書き込み終えたら店員さんに渡しましょう。
色々気になってはいたものの、今回は一人での訪問だったので炒飯と小籠包のみを注文することに。
伝票左上には「卓號」(テーブル番号)を書く箇所もあるので、座っているテーブルに振られている番号を書き込むのもお忘れなく。
絶品小籠包&パラパラ卵炒飯の最強コンビ!
注文を済ませると、小さなお椀にたっぷり入った刻み生姜を持って来てくれます。
どう考えても一人では使いきれない量です……(笑)
やかんでお茶も持ってきてくれますが、器が多くてどれがお茶用かわからずオロオロすることに……。
店員のおじさんが見かねて教えてくれました!
最初に到着したのは「肉絲蛋炒飯」130元(約550円)です。
ボリュームたっぷりの炒飯がほぼワンコイン(為替しだいではそれ以下)で食べられるのは嬉しい!
20元(約85円)で大盛りにすることも可能です。
味付けは割とあっさりしていて、小籠包や餃子などのこってり系メニューと一緒に食べるのにちょうど良い塩梅。
こちらが冠京華の看板メニューである「小籠湯包」170元(約715円)です!
鼎泰豊より気持ち安いかなというくらいで、気軽に食べられる価格設定と言えると思います。
カニミソ入りの「蟹黄小包」もあるのですが、330元とほぼ倍額になりますし、こちらのスタンダードの方がボクは好みですね。
鼎泰豊の小籠包は箸で少し突くとすぐ破れてしまうほど薄い皮で作られていますが、冠京華の生地はそれよりも少し厚め。
オーナーは鼎泰豊で修行経験があるということで、小籠包も似ているのかと思いきや、オリジナルの色を出しているのですね。
厚めの皮を破ると旨味が詰まった肉汁がドバッ!
さっぱりした炒飯との相性も抜群で、10個もあった小籠包もあっという間に完食してしまいました。
とはいえ、一人で小籠包+炒飯は少し多かったですね……。
二人だったらちょうど良いボリュームかも。
食後は食器はそのまま残しておいてOKなので、入り口で店員さんに伝票を渡して清算を済ませて退店です。
ローカル店らしく、クレジットカードは使えないので台湾元の手持ちは確保しておきましょうね。
冠京華のまとめ
「冠京華」は、台湾きっての有名店「鼎泰豊」で修行経験のあるオーナーが手がける穴場の小籠包レストラン。
鼎泰豊のパクリというわけではなく、しっかり独自の色を出している絶品小籠包を味わうことができ、炒飯や餃子などのメニューも外れがありません。
お値段も良心的な上、店員さんたちも感じがよく、満足感の高いレストランだと思います!
朝9時からやっているので、午後イチの帰国便前に小籠包を食べて帰るなんてこともできますね。
人気店ではありますが、1時間以上待つのが当たり前な鼎泰豊と比べると入りやすいですし、台北アリーナ周辺に行く予定があれば断然おすすめのお店です。
冠京華のまとめ
- ロケーション 地下鉄駅から徒歩約3分の好立地!観光スポットは少なめなエリア
- サービス オーナーを始め愛想が良く、気分良く食事を楽しめる
- 日本語 日本語は通じないが、日本語メニューは全席に完備されていて安心
- 満足度 絶品の小籠包が食べられる!隠れたローカル名店
冠京華の基本情報
住所 | 105 台北市松山區南京東路四段133巷4弄1號 |
電話番号 | +886 2 2712 3358 |
営業時間 | 9:00〜14:00 / 17:00〜20:30 |
定休日 | 月曜日 |
クレジットカード | 利用不可(現金のみ) |
日本語 | 不可(日本語メニュー有) |
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