【金戒光明寺】京都守護職本陣が置かれた名刹へ!拝観料&アクセスも紹介|オリジナル御朱印帳は必見!

少しずつ寒さが厳しくなりつつある12月、京都旅行で浄土宗本山の一つ「金戒光明寺」を訪れました。

雑誌で紹介されていたオリジナル御朱印帳を見て、どうしても今回の旅行で行っておきたかった名刹。

モッシュ

この記事では、金戒光明寺へのアクセス、拝観料&時間などの基本情報や、見どころなどをまとめてご紹介したいと思います。

目次

金戒光明寺とは

御影堂

金戒光明寺は、正式な名称を「紫雲山・くろ谷 金戒光明寺」と言い、承安5年(1175年)、法然上人が比叡山の黒谷を下り、この地に草庵を結ばれたのが始まり。

本尊は阿弥陀如来で、同じく京都にある知恩院とともに浄土宗七大本山の一つに数えられます。

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「くろ谷さん(くろだにさん)」という通称でも親しまれている、京都でも有数の名刹ですね!

江戸幕府によって城郭風の構造に改修されていた経緯もあって、江戸末期には京都守護職の会津藩本陣が置かれたことでも知られています。

金戒光明寺へのアクセスはバス利用がおすすめ



京都駅から金戒光明寺へ行く場合、バスを利用するのがおすすめ。

市バス32・100・203・204系統であれば岡崎道で下車し、そこから徒歩約10分。

市バス5系統の場合のみ、下車するのが東天王町となりますのでご注意を。

東天王町からは徒歩約15分と、少し歩くことになります。

モッシュ

車であれば境内まで直接上がることができるので、時短優先ならタクシー利用もあり。

岡崎神社

ボクは岡崎道のバス停で降りた後、そのまま丸太町通り沿いに鳥居を構える岡崎神社に参拝し、そちらから金戒光明寺へ向かいました。

参道

岡崎神社の参道の脇に、並行して金戒光明寺への参拝道が続いています。

こちらから行くと金戒光明寺の南門側に出ることになり、表玄関にあたる高麗門(「京都守護職本陣」の木札が掛かっています)とは逆から境内に入ることになります。

参道

人通りが少なく、細い道が続きますが、ところどころに案内板が出ていますので迷うことなく歩くことができました。

南門

こちらが金戒光明寺の南門。

モッシュ

高麗門と比べると少しコンパクトで、物寂しい雰囲気ですね。

金戒光明寺へ電車で行くには



電車の最寄り駅は「神宮丸太町駅」「東山駅」のどちらか。

ただし、どちらの駅からでも徒歩20分程度かかるのでちょっと大変かも……。

金戒光明寺の駐車場

金戒光明寺の駐車場

金戒光明寺には御影堂周辺に駐車スペースがあり、全部で30台ほど停めることができるそう。

駐車料金は60分400円、最大800円です。

ただし、周辺の道は狭く分かりづらいので、観光客が車で訪れるのは大変かもしれません。

金戒光明寺の営業時間・料金・所要時間

金戒光明寺は参拝自由ですが、御影堂は9:00〜16:00の間のみ上がることができます。

御影堂・方丈・庭園は拝観料として大人800円(小学生400円)、山門も別途拝観料が大人800円(小学生400円)必要になります。

時期によって拝観可否があるようなので、事前に金戒光明寺のHPで確認するのがおすすめ。

歴史ある古刹なだけに境内は広いので、隅々まで見て回ろうと思うと、所要時間は1時間程度見ておくのが良いでしょう。

金戒光明寺の見どころ

参道

南門をくぐってからも、御影堂まではしばらく歩くことに。

こちらから入ると、金戒光明寺の塔頭のあいだを抜けていくことになりました。

モッシュ

ここからは金戒光明寺の見どころをご紹介していきます!

極楽橋・蓮池(兜の池)

極楽橋・蓮池(兜の池)

南門から境内に入ると御影堂にたどり着く前に「蓮池」を見ることができます。

その名の通り、見ごろの7~8月には蓮の花が咲きますが、この時は12月ということもあって少し寂しい様子。

かの源平の合戦で知られる熊谷直実が出家を決意した際、ここで兜を洗ったとされており、そこから「兜の池」という名でも呼ばれたそう。

また、「極楽橋」は同じく熊谷直実が弓の弦を切り、池に掛けた形をもとに作られたと言われています。(現在の極楽橋は再建されたもの)

金戒光明寺の紅葉

ほとんどの木はすでに枯れてしまっていましたが、ご覧のように少しだけ紅葉が残っている木もありました!

金戒光明寺の紅葉

見ごろであれば、さぞ綺麗だっただろうなとちょっぴり残念な気持ちに……。

阿弥陀堂

阿弥陀堂

こちらは金戒光明寺で最も古くから残る阿弥陀堂です。

豊臣秀吉の養子であった豊臣秀頼によって、慶長十年(1605年)に再建されました。

洛陽四十八願所第二十五番、善光寺四十八願所にもなっている由緒あるお堂で、本尊の阿弥陀如来は恵心僧都の最終作と伝わっており、「ノミおさめ如来」と称されています。

ノミおさめ如来の名前の由来は、この作をもって恵心僧都が仏像彫刻をやめ、彫刻に使うのみを納めたことだそう。

納骨堂

納骨堂

納骨堂には、金戒光明寺に納骨された骨で造立された阿弥陀如来「骨佛」が本尊として安置されています。

元々は仏教の経典を納める経蔵として元禄二年(1689年)に建立されたものでしたが、2011年の法然上人八百年遠忌記念事業で納骨堂とされるようになりました。

堂内には法然上人二十五霊場の砂を集めた「霊場めぐり」が安置されていて、堂内を右回りに一巡すると二十五霊場を巡拝しったのと同じ功徳を得ることができるとされています。

鐘楼

納骨堂の向かいには鐘楼があり、このあたりからは京都市街を見晴らすことができました。

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金戒光明寺のHPにはパノラマ全景が掲載されているので、旅行前の参考にしても良いかも!

山門

山門

金戒光明寺の山門は、楼上に後小松上皇の筆による「浄土真宗最初門」の勅額がかかげられており、法然上人の開いた浄土宗の教えがここから始まったことが示されています。

江戸末期に建立された山門の天井一面には「蟠龍図」が描かれ、釈迦三尊像と十六羅漢像が安置されています。

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楼上からは素晴らしい景色も望めるので、特別公開されているタイミングで訪れることができたらぜひ登ってみたいですね!

御影堂

御影堂

金戒光明寺でも最も立派な建物である御影堂は、一度火災で焼失してしまいましたが、昭和19年に再建されました。

内陣正面には法然上人七十五歳の御影(坐像)が安置されており、円光大師二十五霊場の第二十四番、京都二十五処第七番の霊場となっています。

御影堂

法然上人坐像の右脇壇には吉備観音、左脇壇には中山文殊が安置されています。

中山文殊は元々、中山宝幢寺(応仁の乱で廃寺)の本尊でしたが、戦火を逃れて金戒光明寺に移されたもの。

運慶の作とされ、古来より日本三文殊の一つとして信仰を集めてきた名仏です。

金戒光明寺オリジナルの御朱印帳

金戒光明寺の御朱印帳

金戒光明寺の御影堂内には授与品や御朱印を授かれる窓口があります。

モッシュ

ボクが頂いたのが金戒光明寺のオリジナル御朱印帳(2,000円)!

鮮やかで綺麗なブルーに、凛々しいお姿の中山文殊をあしらった素敵なデザインですね。

金戒光明寺の御朱印

頂いた御朱印も中山文殊!

境内のお食事処で休憩!

金戒光明寺のお食事処

御影堂の前には2019年4月にオープンしたお食事処「戀西楼 快庵」がありました。

ランチや軽食、甘味を提供しているので、お昼ご飯や参拝のあいだの一休みをするのもいいですね。

金戒光明寺のお食事処

ボクもお昼ご飯を食べるべく、お邪魔してきました。

メニューは上の写真の通りで、お食事は種類が少ないですが、甘味は和洋いろいろと用意されています。

金戒光明寺のお食事処

湯葉あんかけ丼やもなかごはんなど、京都ならでは感のあるメニューも!

価格も特別高くはなく、街中で食べるのと同程度の水準でしょうか。

京甘カレーきつね丼

ボクが頼んだのは京甘きつねカレー丼(950円)です!

京甘カレーきつね丼

少しとろみのあるカレーは香りよく、ほんのり甘さもある食べやすい味!

京甘カレーきつね丼

分厚いきつねは味がよく染みていて、噛むと甘味がにじみ出てきます。

ボリュームもたっぷりで、これだけでもかなりお腹が膨れてしまいました!

みたらし団子
モッシュ

それでもやっぱり甘味も食べたい!(笑)

ということで、みたらしだんご(2本300円)も頂くことに。

しっかり焼き目が付いただんごは頰張ると香ばしさを感じられ、こちらも抜群に美味しかったです。

京都観光の合間にここで休憩していくのもいいですね!

金戒光明寺のまとめ

金戒光明寺

「金戒光明寺」は法然上人にゆかりがあり、「くろ谷さん」という通称で地元民にも親しまれている名刹です。

江戸時代に城郭風構造に造り直されていたことから、幕末には京都守護職の会津藩本陣が置かれたり、新選組の誕生にも関わりのあるお寺ですね。

周辺には平安神宮や哲学の道、南禅寺など、京都観光の定番スポットがいくつもあるので、まとめて巡ることができるのはありがたいポイント!

モッシュ

皆さんも京都観光に訪れた際には、ぜひ金戒光明寺にも足を運んでみてくださいね!

金戒光明寺のまとめ ※ボクの主観での評価です

  • ロケーション  バスでアクセス可能、平安神宮や東山にも近い
  • 一人でも楽しめる?  観光客も多いが、静かな空間でゆっくり見て回れる
  • 満足度  オリジナル御朱印帳を授かることができて大満足!

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