2019年2月に世界遺産「マカオ歴史地区」を一日で巡ってきました。
坂道の多いマカオですが、2月は過ごしやすい気温で無理なく散策することができます!
あいにく天気は曇り空でしたが、全部で25ヶ所を歩いて回ったのでご紹介していきたいと思います。(時間の都合や改修中で見られなかったのもありました……)
最初に訪れたのが、小高い丘の上に建つ「モンテの砦(中国語表記:大炮台)」。
ポルトガル統治下で築かれたモンテの砦へのアクセス、見どころなどをご紹介したいと思います。
モンテの砦とは
モンテの砦は17世紀はじめ、イエズス会によって小高い丘の上に建てられた要塞。
オランダからの侵略を受けた際には、この要塞から反撃し、撤退させることに成功した歴史があります。
今では軍事施設としての役目を終え、地元の人たちの憩いの場として無料で解放されているとのこと。
砦の頂上にはかつてのように大砲のレプリカが配置されています。
海側の三方向に向けて配置されており、外敵に備えていた一方、中国大陸側には配置されていなかったそう。
当時マカオを統治していたポルトガル人の、中国への配慮だと言われています。
モンテの砦へのアクセス
モンテの砦は、マカオで最も有名な観光スポットと言っても過言ではない「聖ポール天主堂跡」に隣接している好立地。
セナド広場からであれば、緩やかな上り坂にはなるものの、徒歩10分程度の距離なので訪れやすいかと思います。
ちなみに、マカオでタクシーの運転手さんに目的地を伝える際は、中国語表記を見せないと理解してもらえないことが多いです。
時間効率重視でタクシーを使う方は、あらかじめ確認しておきましょう!
個人的には全ての世界遺産を徒歩は厳しかったので、どこかで上手くタクシーも活用するのがおすすめ。
聖ポール天主堂跡の目の前に立ち、右を向くと……
モンテの砦はすぐ目の前!
日本のお城のように石垣が高く積み上げられています。
奥には階段があり、3分ほど登れば頂上。
それほど険しい階段ではありませんが、砦内には傾斜も多いので歩きやすい靴で行かれることをおすすめします。
階段の手前では砦の遺構が間近で見られます!
頂上へはエスカレーターが便利
ちなみに、マカオの砦頂上には「マカオ博物館」があります。
マカオ博物館の見学客向けにエスカレーターが整備されているので、石段を登るのが辛い方はこちらを使うと頂上まで苦労せずアクセスできますよ。
ただし、このエスカレーターはマカオ博物館の営業時間中しか稼働していません。
朝早くや夜に訪問すると、石段で登るしか選択肢がありませんので注意してください。
頂上からマカオを一望
頂上が近くと、壁の合間から大砲が覗いているのが見えてきます。
マカオの砦には22門の大砲が設置されているそうですが、砦として機能していた当時の威容を感じられる光景。
こちらが砦頂上への入り口。
門をくぐってすぐ、お土産屋さん(朝早くで営業していなかったけど……)とトイレがあります。
門の先に続く坂道を登ると頂上へ。
頂上は整備された広場のようになっており、地元の人たちが運動をしたり、お茶をしていたりと憩いの場となっていました。
まだ営業時間前でしたが、マカオ博物館への入り口もあります。
大人 15パタカ(約210円 ※2019年2月現在)と入場料はそれほど高くないので、マカオの歴史・文化に興味がある方は覗いてみても良いかもしれません!
頂上からはマカオの街が一望できます。
低層・中層の建物が周辺には多いので、遠くまで見通すことができますね。
マカオの名所グランド・リスボアに大砲が狙いをつけているような写真も撮ることができます。
モンテの砦の基本情報
モンテの砦は無料で24時間開放されており、いつでも出入りが可能。
ただし照明はそれほど多くないため、明るいうちに訪れるのが良いと思います。
聖ポール天主堂跡や哪吒廟といった他の世界遺産と隣接しているので、フラッと立ち寄れる絶景スポットです。
7:00〜19:00のあいだに行けば、エスカレーターで頂上まであっという間なので、20分もあれば見学できる手軽な世界遺産でした。
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