新年早々、二泊三日の名古屋出張に行ってきました。
空き時間が多かったので、ついでに名古屋のシンボル「特別史跡 名古屋城」を訪れることに!
子供の頃に一度見たことがありましたが、インパクトのある天守閣はやはり大迫力でした!
残念ながら天守閣は耐震性の低さに対応するため閉館中でしたが、見どころが多く、とても楽しむことができました。
この記事では、名古屋城の歴史から営業時間や料金といった基本情報、広大な敷地に点在する見どころをご紹介します。
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名古屋城とは
名古屋城は、言わずと知れた名古屋のシンボル的存在で、日本100名城にも選ばれた国の特別史跡です。
異名の一つである「金鯱城」からわかるように、大天守に上げられた金のシャチホコが有名ですよね。
名古屋城はあの徳川家康による天下普請で築かれ、明治維新に至るまで徳川御三家の尾張徳川家17代の居城となりました。
大阪城、熊本城と合わせて、日本三名城にも数えられたそう!
明治維新ののちには名古屋城と金鯱は破却される危機に陥るものの、当時のドイツ公使と日本陸軍大佐・中村重遠の尽力により、姫路城とともにその城郭を保存することが決まります。
一度目の危機は免れた名古屋城でしたが、1945年、太平洋戦争による名古屋空襲の際に焼夷弾の直撃を受け、大天守や本丸御殿、金鯱など、多くの施設が焼失してしまうことに……。
それでも戦後になって市民の尽力や全国からの寄付もあり、1959年に天守がコンクリート造で復元されます。
城内の整備も進み、2018年にはついに本丸御殿も復元・一般公開されるに至りました。
残念ながら耐震性が低いことを理由に天守は閉館されましたが、木造での復元・再公開が検討されています。
いつかもう一度天守に上がれるようになるといいな……
名古屋城のクチコミ
名古屋城本丸御殿の豪華絢爛な襖絵
TripAdvisorより引用名古屋城と言えば、金の鯱(しゃちほこ)です。随分前に訪れてから長い年月がたってしまい、今回再訪しました。
名古屋にて、名古屋紹介のポスターで見かけた「名古屋城本丸御殿」が美しく、ぜひ見て見たいと思いました。
名古屋城本末御殿は完成されていたようで、中に入ると襖絵がある部屋(玄関、表書院、対面所などなど)がいくつも現れ、その豪華絢爛な美しさに感動の連続でした(本丸御殿の入場は名古屋城の入場券500円に含まれています)。訪れてみることをお勧めします。
青空に映えた名古屋城(現在は入れない)は美しく、金の鯱もかがやいていました。
やっぱり抜群のキラびやかさ‼
TripAdvisorより引用名古屋城のスケールの大きさは金の鯱や石垣の素晴らしさだけでは終わらせてくれないという感じでした。まだ途中ですが本丸御殿の再建がほぼ完成しており、一般公開されていました。本当にどの間に足を運んでも驚くばかりの豪華さとデザイン性で終始感動してしまいました。
時期的に紅葉も最高でした。
やはりその豪華絢爛な外観や金鯱を目当てに訪れる方が多いようです。
天守閣が閉館されていることを知らずに訪れた方に低評価を付けられているのもちらほら見受けられました。
名古屋城の他のクチコミはTripAdvisorでチェックしてみてくださいね!
名古屋城へのアクセスは電車がおすすめ
名古屋城があるのは名古屋市中区・北区にまたがったところ。
意外と名古屋駅からは遠いので、名古屋観光の際にはどのタイミングで訪れるのか、事前に考えておいた方が良いと思います。
公共交通機関で名古屋城に行く場合、地下鉄名城線を使い、「市役所」駅で下車しましょう。
市役所駅7番出口から地上に上がり、名古屋城正門までは徒歩で約10分の距離です。
市役所駅のそばには、当然ではありますが名古屋市役所があります。
遠目でもよくわかる特徴のある外観ですね!
名古屋城へ車で行くには
車で名古屋城に行く場合、最寄りは名古屋高速都心環状線「丸の内」出口で、さらにそこから北に5分。
有料ではあるものの、駐車場は正門前と二の丸東(東門前)の二カ所にあります。
普通車は30分以内180円(以降 30分毎180円追加)、大型車は1時間以内600円(以降 30分毎600円追加)ですが、大型車を駐車できるのは正門前の方だけなのでご注意ください。
名古屋城の営業時間・料金・所要時間
こちらが正門前の入場券売り場です。
窓口の他に券売機でも観覧券は購入可能。
名古屋城の観覧料金は大人500円(中学生以下は無料)と、意外とリーズナブルですね。
開園時間は9:00〜16:30ですが、本丸御殿の入場は16:00までなのでご注意ください。
園内はかなり広大なので、じっくり見て回るのであれば所要時間は1時間半から2時間程度は確保できるといいかも。
名古屋城のコインロッカー・トイレ
名古屋城の正門をくぐるとすぐにコインロッカーやお手洗いがあります。
総合案内所もセットになっているので、最初に立ち寄ってパンフレットをもらうと効率よく見て回れるかもしれませんね。
名古屋城の見どころ
大阪城、熊本城に並ぶ日本三名城であり、絢爛豪華な名古屋城は敷地も広大な上、見どころも多い史跡です。
天守閣など、一部見学ができないエリアもありましたが、ここからは名古屋城の見どころをご紹介していきます。
金シャチ横丁
金シャチ横丁は名古屋市長・河村たかしの公約として計画され、2018年にオープンしたばかりの観光施設。
三重県にあるおかげ横丁(伊勢神宮の鳥居前町を再現した観光施設)をモデルに、名古屋の城下町を再現しており、名古屋めしを中心とした飲食店やお土産屋さんが立ち並んでいます。
横丁は二つのゾーンに分かれており、第7代藩主・徳川宗春の名を冠した「宗春ゾーン」には新しい食文化を掲げた新進気鋭のお店が集まっていました。
初代藩主・徳川義直の名を冠した「義直ゾーン」のテーマは伝統・正統で、定番、老舗と呼ばれる名古屋めしの飲食店が集まっています。
やはり観光客は名古屋めしを食べたいからなのか、ボクが訪れた時は義直ゾーンの方が混雑していました!
オープンエアの座席も数多く、さすがに1月は寒くてしんどいですが、暖かい季節はここで名古屋めしを食べるのも気持ち良さそうでした!
徳川義直、宗春の両藩主も登場するおもてなし演舞も開催されているようです。
毎日上演しているわけではないようなので、興味のある方は公式Twitterアカウントでスケジュールをチェックしてみてくださいね。
名古屋城天守閣
正門をくぐってすぐに見えるのが名古屋城のシンボルである天守閣。
オリジナルの天守閣は昭和5年(1930年)に城郭建築としては初の国宝指定を受けた素晴らしいものでしたが、残念ながら太平洋戦争の名古屋空襲で大半を焼失してしまいました。
現在見られるこの天守閣は昭和34年(1959年)、鉄骨鉄筋コンクリート造で再建されたもの。
真下まで行くとその大きさに圧倒されますね!
コンクリート造とはいえ、その外観は昭和実測図に基づいて正確に再現されており、十分に往時の威容をうかがうことができます。
天守閣内部には、焼失を免れた本丸御殿障壁画や武具、絵画などが展示されてきました。
しかし、耐震性が低いことを理由に現在では天守閣への立ち入りは不可能に……。
木造による復元が検討されているそうなので、いつの日かまた天守に登れる日が来ると良いですね!
西南隅櫓(未申櫓)
正門側から見て、天守閣の手前にあるのが西南隅櫓(未申櫓)です。
「石落とし(城を守るための設備)」が西と南にそれぞれの出窓に設けられていますね。
この西南隅櫓、実は大正10年(1921年)に災害で一度倒壊してしまったそうですが、名古屋城が離宮となっていた時代に宮内庁によって修復された経緯がありました。
そのため鬼瓦などに菊花紋(皇室を表す紋章)が見られるそうですよ!
名古屋城のカヤ
こちらも正門のすぐそばにある大きなカヤの木です。
この木は推定樹齢600年と伝わっており、名古屋市内では唯一の天然記念物に指定される貴重なもの。
この木に成るカヤの実は初代尾張藩主・徳川義直が父・家康とともに「大阪夏の陣」に出陣する際、武勲を願って食したと言われる縁起の良い木です。
表二之門
1612年頃に完成した表二之門は、本丸の南側に位置し、鉄板張りの堅固な造りが特徴。
袖塀には鉄砲狭間が開けられているのも見てとれます。
この門をくぐるとその先は名古屋城本丸なので、特に防備が厚くなっていたのでしょうね。
東南隅櫓(辰巳櫓)
表二之門をくぐった先には東南隅櫓があります。
屋根が二重で内部は三階建てと、西南隅櫓と規模や構造はほぼ同じで、かつては武具庫の役割も果たしていました。
重要文化財なので普段は非公開ですが、ボクが訪れたタイミングで内部の特別公開をしていました!
春・秋に内部の特別公開をしているそうなので、運が良ければ見学できるかもしれませんね。
名古屋城本丸御殿
こちらの見るからに真新しい建物は、復元され、2018年から公開が始まったばかりの本丸御殿です。
尾張藩主の住居兼政庁として、1615年に徳川家康によって建てられた平屋御殿で、部屋数はなんと30を超えるそう!
天守閣と同様、オリジナルは国宝に指定されていましたが、戦火で焼失してしまいました。
この日は正月早々だったためなのか、とんでもなく混雑しており、内部見学にはディズニーランドばりの行列が……。
ボクは仕事の合間に来ていたので、中の見学はあえなく断念……。
上の写真の通り、天守閣のすぐ足元まで本丸御殿が占めており、広大な建物であることがわかります。(総面積は約3,100㎡もあるそうです)
清正石
石垣に埋め込まれた巨大な石は清正石と呼ばれています。
徳川家康の命令により、外様大名20名が石垣の工事に加わったのですが、大名たちはいさかいとならぬよう、自家が運んだ石に他の大名の石と区別する印を刻んでいたそうです。
そんな石垣の中で最大のものが、この清正石というわけですね。
ご覧の通り、とんでもない大きさであることがわかります。
この清正石、名前の通り、築城の名手・加藤清正が運んだという伝承があるものの、この箇所の石垣を担当したのは黒田長政であり、今ではただの説話と考えられているのだとか。
これだけ大きな石を運んだのに、「長政石」じゃないのがかわいそうですね……。
旧ニ之丸東ニ之門
旧ニ之丸東ニ之門は、名前からもわかるように元は二之丸東鉄門跡にあったのですが、1972年に当時の部材をそのままに本丸東二之門に移されました。
主柱と左右の控柱にも屋根を乗せた高麗門形式で建てられており、優美な外観が特徴的です。
二之丸庭園
元和年間(1615〜1623年)に二之丸御殿の造営にともなって、御殿北側に設けられたのが二之丸庭園です。
その面積は約3万㎡もあり、藩主が居住した御殿の庭園としては日本一の規模。
造営からたびたび改修され、枯山水回遊式に改められた二之丸庭園は名園と評価も高く、2018年にその全域が名勝として指定されました。
名古屋城でおみやげ購入
名古屋城内にはお土産店が複数あり、金鯱にあやかった名古屋感たっぷりのお土産を購入することができます。
インパクトあるパッケージのじゃがりこ・手羽先味や……
名古屋の定番土産である海老煎餅「ゆかり」の黄金缶バージョンなど、とにかくゴージャス(笑)
名古屋城限定のお土産もあるので、渡すときも特別感が出ていいかもしれませんね!
名古屋城のまとめ
名古屋城はそのシンボルである天守閣こそ閉館しているものの、それでも物足りなさを感じないほど見どころがたくさんある史跡。
名古屋観光で名古屋城に行かない方はほとんどいないでしょうが、ぜひ足を運んでいただきたいスポットです!
敷地が広大な上、閉園時間が意外と早い(16:30)ので、余裕を持って観覧に行くようにしましょう。
皆さんも名古屋観光に訪れた際には、ぜひ名古屋城にも足を運んでみてくださいね!
名古屋城のまとめ ※ボクの主観での評価です
- ロケーション 名古屋駅からやや離れているものの、電車・バスでアクセス可
- 一人でも楽しめる? ファミリー多めだが、定番だけに一人の方も多い
- 満足度 見どころ盛りだくさん!天守閣が見学できるようになれば満点
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