【ベトナム世界遺産】古都フエ郊外にあるカイディン帝廟へ行ってきた|森の中に築かれた阮朝皇帝のお墓は西洋風⁉︎

カイディン帝廟


ベトナムの古都フエには王宮や皇帝廟(皇帝のお墓)、仏教寺院をはじめとした歴史的な建造物が多く残されています。その中の一部は「フエの建造物群」として、1993年にユネスコの世界遺産に登録されました。

今回はその世界遺産を構成する建造物のひとつで、フエ郊外にある「カイディン帝廟」に行ってきました!

1. カイディン帝とは

カイディン帝(啓定帝:1885年10月8日 – 1925年11月6日)はベトナム阮朝の第12代皇帝で、当時の宗主国フランスによって擁立された人物です。

当時の阮朝はすでに形骸化しており、ベトナムの民衆はフランスの搾取もあって苦しい生活を余儀なくされていました。カイディン帝はそんな民衆からフランス庇護下で贅沢をしていると認識され、大変不人気だったそう。

1923年には自身の陵墓(=カイディン帝廟)造営のため増税を命じ、悪評にさらに拍車がかかることとなりました。そのため、カイディン帝廟は観光スポットとしては人気ですが、そこに眠るカイディン帝自身は現在でも不人気な皇帝なのです。

2. カイディン帝廟へのアクセス



カイディン帝廟は、フエ観光のハイライトである阮朝王宮から車で約20分程度離れた、木々に覆われた小高い丘の上にあります。皇帝の墓所だけあり、騒がしい市街ではなく、静かな土地に築かれたのでしょうか。

徒歩でのアクセスは難しいため、タクシーやバイクタクシーを利用するのがおすすめ。フエ市街や阮朝王宮周辺にはたくさんの客待ちドライバーがいます。

バイクタクシーで訪れている観光客もいましたが、坂道も多いので自動車の方が個人的には安全かなと感じました。

3. カイディン帝廟を見学する

石像

フエ市街から離れているためか、それほど観光客は多くありませんでした。割と朝早く(AM7:00〜)から見学できるので、ボクも8時半頃に行ったのもあるかもしれません。

さっそく入り口に向かうと、ナーガと思しき石像が出迎えてくれます。同じ東南アジアでも、タイで見るようなナーガと比べて地味な印象(タイが派手?)ですが、繊細で美しい彫刻なのは間違いなし。

ちなみにカイディン帝廟は1920〜30年代に築かれた陵墓なので、その躯体はなんとコンクリート製なのだとか。

正面入り口

こちらが入り口の門。フランス統治時代のベトナムで、自身もフランス文化に傾倒していたとされるカイディン帝らしい、西洋風の豪華な門ですね。

ちなみに正面は閉まっているように見えますが、その両脇の門が開放されているのでそちらから入場します。

チケットを購入

チケット

まずはチケットを購入、大人は100,000ベトナムドン(日本円 約500円)でした。何度買い物をしても、桁が大きすぎて慣れませんね・・・。

購入すると、上の写真のようなカードを渡されます。

入り口

カードをこちらのゲートで差し込むと、バーが回転して入場できます。記念にカードを持って帰りたかったですが、ダメだと言われてしまいました。

石造りの西洋風建築は見ごたえ抜群!

正面入り口

中に入るとさっそく、入り口の門をさらに豪壮にしたような門が!細工も細かく、これだけでもかなり見応えがあります。

石像

階段を登ると、そこにはあの兵馬俑が!!歴史の教科書で秦の始皇帝陵にある兵馬俑は見たことがありましたが、まさかベトナムで出会えるとは思いませんでした。

石像

数こそ多くないものの、さまざまな役割の家臣の像が立ち並んでいます。

石像

もちろん反対側にも。みんなやや小柄で、150cm前後でしょうか。右端には象の像(ややこしい)もいて、ベトナムらしい兵馬俑でした。

建築物

左右の兵馬俑のあいだには、碑亭なるものがあります。こちらには皇帝の功績が記された石碑が安置されていました。

廟の中はバロック様式

階段

碑亭の脇にある階段を登ると・・・

廟

カイディン帝の墓所と礼拝堂があります。

天井には九龍が描かれ、壁面は美しいモザイク画に彩られています。モザイク画にはガラスや陶器がふんだんに用いられており、中には日本製ビールのビンのかけらも使われていました!

墓所には金箔に飾られたカイディン帝像があり、その地下9mにカイディン帝の遺体が安置されているのだそうです。

・・・と文章だけで表現しましたが、そう、内部の写真は撮り忘れてしまったのです。あまりの美しさに見るのに必死になり、完全に失念していました・・・。

4. カイディン帝廟のまとめ

廟前からの景色
墓所前から碑亭と山々を眺めた図

カイディン帝廟は、古都フエの見どころに挙げられる歴代皇帝陵墓の中でも一番人気。その理由はやはり、長年中国の影響を受けて形成されてきたベトナム文化に、フランスの要素をふんだんに取り入れた芸術性の高さでしょう。

西洋の宮殿のような美しさと、兵馬俑に見られるような東洋の文化が混在したカイディン帝廟は、フエを訪れたなら必見と言えます。

何と言っても、ボクが美しさのあまり写真を撮り損ねるほどですから!(ドジなだけ)

カイディン帝廟のまとめ

立地・アクセス・・・★★☆☆☆
雰囲気・快適さ・・・★★★★☆
混雑度    ・・・★★☆☆☆(空いている)
コスト    ・・・★★★★☆(安い)
          見学料金:100,000VND(日本円 約500円)

※ボクの主観&訪れたタイミングでの評価です。

カイディン帝廟の基本情報

住所 Khải Định, Thủy Bằng, Hương Thủy, Thừa Thiên Huế 530000
見学料 大人 100,000VND(日本円 約500円) 子供(7-12歳)20,000VND(日本円 約100円)
営業時間 7:00 – 17:30
定休日 年中無休

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ABOUTこの記事をかいた人

英語ができないホテルマン。東京都内のチェーンホテルで客室販売業務に従事しつつ、国内・海外をひとり旅。英語ができない&ひとり旅という視点で実際の体験をもとに情報発信中。ホテルマンだからこそ伝えられるお役立ち情報も共有したいと思います。