プライオリティ・パスは、会員資格を持つだけで世界の600を超える都市、1,300の空港ラウンジが使えるようになるサービス。
これまで暇を持て余していたフライト待ちの時間も、ラウンジの軽食・ドリンクで腹ごしらえしたり、快適なネット環境の中で仕事をしたり、のんびりリラックスしたりと、格段に有意義に過ごせます!
とはいえ、普通に申し込むと年会費が高くて元が取れなそう……。
この記事では、プライオリティ・パスの特徴とメリット、デメリット、どんな人におすすめなサービスなのかという解説に加え、最安でプライオリティ・パスのプレステージ会員になる方法をご紹介します。
空港ラウンジを使ってみたい、年に数回は飛行機に搭乗する、という方はぜひご覧ください。
プライオリティ・パスとは
プライオリティ・パスとは、日本を含む約150の国、600を超える都市にある1,300以上の空港ラウンジを利用できる会員制のサービスです。
落ち着いた環境でリラックスしたり、軽食やドリンクで腹ごしらえ、WiFiを使って仕事をするなど、フライトの待ち時間を格段に充実させることができますね。
利用する航空会社や搭乗クラスに関わらず受けられるサービスなので、普段はLCCやエコノミークラスしか利用しない方でも問題なく活用することができます。
プライオリティ・パスの会員プラン
会員プラン | 年会費 | ラウンジ利用料 | 同伴者利用料 |
---|---|---|---|
スタンダード | US$99(10,395円) | US$32(3,360円) | US$32(3,360円) |
スタンダード・プラス | US$299(31,395円) | 10回まで無料 以降US$32(3,360円) | US$32(3,360円) |
プレステージ | US$429(45,045円) | 無料 | US$32(3,360円) |
プライオリティ・パスの会員プランは上の表の通り、スタンダード、スタンダード・プラス、プレステージの3つ。
それぞれのプランで年会費・ラウンジ利用料が異なるので、自分が旅行や出張でどの程度空港ラウンジを使うのかに合わせてプランを選択する必要があります。(※上記の日本円は1ドル=105円で計算)
年会費はスタンダードでもUS$99(10,395円)はかかるため、年に数回はラウンジを使う機会がないともったいない気がしますね……。
気をつけなければいけないのは、プライオリティ・パスはあくまでラウンジ利用権を与えてくれるサービスだということ。
プライオリティ・パスの会員であれば必ず空港ラウンジを無料で使えるわけではなく、例えばスタンダード会員の場合、ラウンジ利用の権利はありますが、実際に利用する際に追加料金(US$32)がかかります。
プライオリティ・パスのメリット
あらためてプライオリティ・パスのメリットをまとめると以下のような感じ。
プライオリティ・パスのメリット
- 世界中の空港ラウンジが利用できる
日本を含めた600を超える都市の1,300以上のラウンジが利用できるようになります。
渡航先を選ばない汎用性があるので、年数回以上渡航をする人なら十分メリットを享受可能。 - 同伴者も追加料金で利用できる
プライオリティ・パスの会員本人に加え、US$32で同伴者もラウンジが利用できます。
クレジットカード特典の場合、提供元によって料金が異なるので注意。 - 航空会社・搭乗クラスを選ばない
通常のラウンジは、その航空会社(もしくは提携アライアンス)の飛行機に乗るのが最低条件。
プライオリティ・パスがあれば、LCCでも、エコノミークラスでもラウンジが利用可能です。 - 空港の他施設でも割引が受けられる
空港によりますが、プライオリティ・パスで割引が受けられるレストラン・ショップもあります。
アプリをスマホに入れておくだけでOKなので、使い方も簡単!
フライトの待ち時間はけっこう手持ち無沙汰になりがちですし、快適とは程遠いベンチにずっと座っているのもしんどいものですが、ラウンジが使えるようになるとまったく苦では無くなります。
同伴者も追加料金で利用できるようなるという点は、回数が重なるとその恩恵が薄くなる(同伴者も会員になる方が良い)ので、旅行スタイルによって最適なプランを検討する必要がありますね。
そしてプライオリティ・パスを持つことの最大のメリットは、どの航空会社(LCC含む)でも、どの搭乗クラスでもラウンジが利用できること!
航空会社・搭乗クラスの縛りが無くなることで選択肢が広がるので、予算や時間帯などに合わせたフライトを自由にチョイスすることができるようになります。
普通なら週末旅・弾丸旅でラウンジありきの選択はできないですよね!
プライオリティ・パスのデメリット
プライオリティ・パスにはデメリットももちろんあるので、簡単にまとめてみます。
プライオリティ・パスのデメリット
- 同伴者が有料になってしまう
自身は無料で利用できるプレステージ会員でも、同伴者は確実に有料になります。
クレジットカード特典の場合、費用はクレジットカード引き落としになる点も微妙。 - ラウンジ混雑時は後回し……
プライオリティ・パス専用のラウンジは存在しないので、混雑すると入場制限を受けることも。
そうでなくても入場の順番を後回しにされるケースもあるようです。 - ビジネスクラス以上なら必要ない
フライトがビジネスクラス以上の場合、そもそも専用のラウンジを利用できます。
普段からビジネスクラス、というような方だとプライオリティ・パスが役に立たないことに。
同伴者の部分はメリットでもあり、デメリットでもあるという感じですね。
追加料金も回数を重ねればバカになりませんし、基本的にプライオリティ・パスは個人向けのサービスだと割り切った方が良いと思います。
混雑時にはプライオリティ・パスに入場制限があるラウンジもあります。
プライオリティ・パスHPのラウンジ検索ページで各ラウンジの利用条件は確認できるので、利用前に確認すると安心できますね。
搭乗クラスに関しては「そんなの分かってるよ!」と言われそうですが、そもそもビジネスクラス以上を利用される方は専用の立派なラウンジが使えるはずなので、プライオリティ・パスは不要ですよね。
プライオリティ・パスがおすすめの人
プライオリティ・パスのメリットとデメリットをそれぞれご紹介しましたが、けっきょくどんな人にはおすすめなのでしょうか。
情報が多くて訳わからん!!
という方のために整理すると、以下のような条件に当てはまる人にプライオリティ・パスはおすすめです!
追加料金がかからない一人旅好きで、年に何度か飛行機に搭乗して元を取ることができ、フライトはLCCをよく使うので無駄にならない、という人は完璧にプライオリティ・パスを活かせます(笑)
プライオリティ・パスがおすすめできる人はこちら!
- 旅行のスタイルは一人旅が基本!(プライベート・仕事は問わない)
- 年に数回は飛行機に搭乗する機会がある
- ラグジュアリー志向ではない(搭乗するのはLCCやエコノミークラス)
プライオリティ・パスの使い方
会員カードと航空券を提示
利用人数の確認
利用明細に署名(人数確認!)
プライオリティ・パスの利用方法はとってもシンプルで、難しい手続きなどはありませんのでご安心を。
ボクは英語がほとんど話せませんが、海外の空港ラウンジで困ったことはありません!
まずは空港ラウンジの受付に行き、会員カードと航空券を提示します。
すると受付スタッフが人数の確認をしますので、同伴者がいる場合にはその旨を伝えましょう。
人数確認後は利用明細に署名を求められますが、ここで記載されている人数に応じて料金がチャージされますので、必ず正しい人数になっているかを確認してください。
ボクは後ろのファミリーのお子さんが弟だと思われ、追加料金をチャージされかけたことがあります(笑)
プライオリティ・パス申し込み方法
プライオリティ・パスHPから申し込む方法は以下の通り。
ご自身の氏名、生年月日、連絡先を入力します。
プライオリティ・パスに申し込むと会員証が発行されるため、その届け先住所を入力します。
ご自身でアカウントのユーザー名とパスワードを設定します。
ご自身の選択したプランとその年会費が表示されますので、金額を確認の上、支払いに使用するクレジットカードの情報を入力します。
ここまで入力した情報の確認を行います。これで手続きが完了してしまうので、間違いないか見直すようにしましょう。
画面で入力するクレジットカード情報に年会費がチャージされるので、スムーズにいけばものの5分で入会・会員証発行の手続きを完了することができます。
スタンダード、スタンダード・プラス、プレステージの3つのプランから1つを選択することになるため、自身にあったプランを選択するのがポイントですね!
プライオリティ・パスを最安でGETする方法
ここまでプライオリティ・パスのメリット、デメリットや、HPからの入会申し込みをお伝えしてきましたが、
そもそも年会費に利用料までかかるんじゃ、高すぎて申し込めない…。という人もいらっしゃると思います。
そんな年会費や利用料の高さに二の足を踏んでしまう方におすすめの入会方法が!
実はこのプライオリティ・パス、いくつかのクレジットカードに特典として無料付帯しています。
つまり、クレジットカードを発行するついでにプライオリティ・パスの会員資格ももらえてしまうということ!
もちろん必要ないクレジットカードを発行するのでは本末転倒ですが、普段使いもできるクレジットカード+無料のプライオリティ・パスであればありがたいですよね。
プライオリティ・パスが無料付帯する主なクレジットカードは以下の通りです。
クレジットカード | 年会費 | オンライン申込 | 付帯プラン |
---|---|---|---|
楽天プレミアムカード | 11,000円(税込) | 可能(招待不要) | プレステージ |
セゾンプラチナアメックス | 22,000円(税込) | 可能(招待不要) | プレステージ |
MUFGプラチナアメックス | 22,000円(税込) | 可能(招待不要) | プレステージ |
JCBプラチナカード | 27,500円(税込) | 可能(招待不要) | プレステージ |
エポスプラチナカード | 30,000円(税込) | 可能(招待不要) | プレステージ |
三井住友プラチナカード | 55,000円(税込) | 可能(招待不要) | プレステージ |
年会費の順に主なクレジットカードを並べましたが、嬉しいのはどのカードでもプライオリティ・パスのプレステージ会員資格がついてくる点ですね!
これらのカードを持つだけで、空港ラウンジが無料で利用できるようになるのです……!
楽天プレミアムカードが最適解
プライオリティ・パスが付帯したカードでどれが良いのかとなると、基本はコスパが圧倒的な楽天プレミアムカードが最適解ということになるでしょう。
年会費は11,000円(税込)と他のクレジットカードの追随を許さず、プライオリティ・パスのプレステージ会員資格(通常US$429 = 約45,000円)が無料付帯という破格の特典が付いてきます。
デメリットを挙げるとすれば、他にご紹介したカード(すべてプラチナカード)と異なり、ゴールドカード扱いなのでステータスにはならないこと。
ですが、その分通常カード並みに審査が緩いので、誰でも発行しやすいとも言えると思います。
特別新しいクレジットカードを増やしたくない場合を除き、普通にプライオリティ・パスを申し込むより、楽天プレミアムカード経由で会員資格をGETするほうがお得ですね。
ボクもこの方法でプライオリティ・パスの会員になりました!
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プライオリティ・パスのまとめ
プライオリティ・パスは、会員資格を持つだけで世界の600を超える都市、1,300の空港ラウンジが使えるようになるサービス。
これまで暇を持て余していたフライト待ちの時間も、ラウンジの軽食・ドリンクで腹ごしらえしたり、快適なネット環境の中で仕事をしたり、のんびりリラックスしたりと、格段に有意義に過ごせます!
ネックは安くはない年会費(最低US$99〜 = 約10,395円〜)と、同伴者には追加料金がかかることでしょうか。
プライオリティ・パスをおすすめできるのは、①基本の旅行スタイルは一人旅、②年に数回は飛行機に乗る、③ラグジュアリー志向ではない(ビジネス以上のクラスなら専用ラウンジが使える)という方。
ボクも一人旅大好きなうえ、年に2〜3回は海外旅行をするので、ガンガン活用しています!
楽天プレミアムカードには、年会費11,000円(税込)でプライオリティ・パスのプレステージ会員資格(年会費約45,000円)というバグった無料付帯があり、現状これが最安で空港ラウンジを使い倒せる方法です。
比較的発行しやすいカードなので、空港ラウンジをよく使うという方は申し込みを検討してみてくださいね!
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